低音域用と中高音域用の特性に合わせてチューニングされた2つのドライバーユニットを、同じメタルベース内で並列に配置。それぞれのドライバーユニットから生み出される、迫力ある低音域とクリアで豊かな中高音域を重ねることで、スケール感あふれる高解像度サウンドを実現しました。
従来のツインシステムユニットに、新開発“マルチマグネット構造”と新素材“チタンコート振動板”を採用。解像度を飛躍的に向上させました。
ドライバーユニットの前方にマグネットを配置し、ボイスコイルにかかる磁力を最適化。振動板の反応速度を向上させ、音の立ち上がりを強化しました。さらにHA-FXT200/200LTDはドライバーユニット後方にもマグネットを配置し、より正確に磁力を調整しています。
カーボン、カーボンナノチューブ、アルミ、ニッケル、チタンなど伝達速度が速いとされる各種金属材料を選出し、それぞれの応答速度や音質を精査。その中でも、より優れた応答速度と音質を記録したチタンを振動板にコーティングすることで、振動板表面の応答速度を高めました。
音のロスを減らすためにユニットを前へと移動させるほど、振動板の前方から受ける空気の圧力が強まり、振動板の動作に歪みが生じてしまいます。この課題を解決するべく、HA-FXT200/200LTDでは筐体内にチューブ状のダクト(アコースティックチューブチャンバー)を配置。空気の圧力を分散させ、ユニット前方の容積を最適化することで、振動板の動きを改善し、低音域から中高音域までリニアリティ(入力信号に対する正確性)に優れた音を実現しました。
2つのユニットそれぞれの背面に設けたポートで背圧を最適化。余分な反響を抑えることで、締りのある低音域再生を実現しました。
グラスファイバー配合の高比重ハウジングを採用し、ユニットの振動ロスを低減。同時に振動板の歪みを抑え、振幅を安定化させることで、よりクリアなサウンドを実現しました。
コード芯線には、音信号の伝送ロスを抑え音の解像度を高める銀コートOFC線を採用しました。
より臨場感あふれる音をお届けするべく、イヤーピース内の音の流れにも配慮。音質劣化の原因となるイヤーピース内の反射音を、イヤーピース内壁にスパイラル状に設けたディンプル(くぼみ)で拡散し、にごりのないクリアなサウンドを実現しました。
弾力のあるエラストマー樹脂製のフィットサポートを搭載。耳にぴったり収まる新形状で、快適な着け心地と安定した装着感を実現しました。加えて、ステンレス製のオーナメントを筐体に巻きつけるように設置したことで、重量のバランスを改善し耳への負担も軽減しています。
<仕様表>
型名 | HA-FXT200LTD | HA-FXT200 | HA-FXT100 |
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出力音圧レベル | 105dB/1mW | 105dB/1mW | 104dB/1mW |
再生周波数帯域 | 6Hz~26,000Hz | 6Hz~26,000Hz | 7Hz~26,000Hz |
インピーダンス | 12Ω | 12Ω | 12Ω |
コード長 | OFC約1.2m銀コート | OFC約1.2m銀コート | OFC約1.2m |
入力プラグ | 24金メッキL型 ステレオミニプラグ |
24金メッキL型 ステレオミニプラグ |
24金メッキL型 ステレオミニプラグ |
質量(コード別) | 約6.9g | 約6.9g | 約6.5g |
付属品 | イヤーピースS・M・L(各2個)、 クリップ、キャリングケース |
イヤーピースS・M・L(各2個)、 クリップ、キャリングケース |
イヤーピースS・M・L(各2個)、 キャリングポーチ |
<付属品>
スパイラルドットイヤーピース
(S、M、L)
キャリングケース
(HA-FXT200/200LTD)
キャリングポーチ
(HA-FXT100)
クリップ
(HA-FXT200/200LTD)