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CLASS-Sなモノ・コト

VOL
09
   「山田照明」 Z-00LED 2016.December

「山田照明」Z-00LED

CLASS-Sな逸品
「山田照明」Z-00LED

今回紹介したいのはデスクライトである。
山田照明のZライトと聞けば、多くの人が知るところだろう。たとえば、受験勉強の相棒として、良い思い出も、あるいはそうでないことも想起させる…。

さて、現在そんなZライトはさまざまなバリエーションがラインアップされている。フラット形状のヘッド部分やラウンドフォルムをあしらったデザイン、さらには調光や色温度もコントロール可能な製品も用意されている。

Z-00LEDは、そんなの中でも写真の通り、最もオーソドックスなモデルである。それもそのはず開発当初のデザインを継承しているからだ。ちなみにZライトの誕生は1954年、工場の手元作業用ライトとしてだった。今から60年以上も前のことである。1970年にはオフィス用のデスクスタンドを開発、1975年にはZ-101が優秀なプロダクトに送られるIFデザイン賞を獲得している。

「山田照明」Z-00LED

本機が面白いのはクラシカルなスタイルを保ちつつも、LEDライトにも対応していることだ(白熱60W相当)。しかも、丸みを帯びたセードは開発当初のデザインを用いているそうだ。光が拡散する範囲は広くないものの、あたたかくちらつきのない照度も特長的だ。シンプルなルックスだが、ボディはオリジナルの5本アームが用いられており高い堅牢性も誇っている。

その飽きがこなく、一度手に入れれば長く使えるエバーグリーンな佇まい。その意味でCLASS-Sとの親和性の高さを感じた次第だ。

無論、ライトには様々な使い道がある。シーンやシチューエーションによって異なることは、誰もが簡単に想像できることだと思う。このデスクライトにしても同じだろう。たとえば、パソコンとポータブルヘッドフォンアンプSU-AX01を組み合わせ、ヘッドフォンやイヤフォンで、ハイレゾファイルをひとりでじっくり向き合ってみる。

「山田照明」Z-00LED

そんな時、照明の加減をコントロールしながら、自分だけの世界に浸ってみるものよいだろう。音楽と光の調和を自分なりに楽しんでみる。クワイエットなポストクラシカルでは光を落として、弾むようなポップスではやや明るめにして…。同時に普段はあまり接することのないジャンルの小説や写真集などを眺めてみるといった濃密な時間も過ごすことができそうだ。

前述のようにZ-00LEDは60年以上の歴史を感じさせるモデルである。しかしながら、いや、だからこそ、デスク上の様々な用途とフィットする。それは現代のオーディオリスニングとも結びつくことがわかった。

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