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CLASS-Sなモノ・コト

VOL.
15
   「HUNTER」 レインブーツ 2017.June

「HUNTER」 レインブーツ

CLASS-Sな逸品
「HUNTER」 レインブーツ

東京にも梅雨の季節が迫ってきた。というわけで、今回紹介するのはレインブーツ。この時期を乗り越えるため、といっては大げさだけど、良質なアイテムをひとつプラスすることで、颯爽と過ごすことができるのではないか、と考えたからだ。

無論、レインブーツだけではない。モノを新調したり、新しく買い求めたりすることで、心にフレッシュな風がもたらされる。それは誰もが感じたことがあることだろうと思う。仕事でも、プライベートでも、気分が上向きにならない時には、多少の投資をいとわずモノに救いを求めてみるのもひとつの方策だ。かく言う僕も、新たな万年筆や洋服などを購入することで、見えないパワーを得た事実があるから。

同じように、これまで触れてこなかった音楽を新たなオーディオ機器を通して感じてみてはいかがだろう。CLASS-Sのイヤホンやヘッドホン、ポータブルヘッドホンアンプたちは、スタンダードな音作り、実直な設計で楽曲の本質にぐっと迫ることができる。だから、たとえ慣れ親しんだ楽曲の中にも新鮮な響きを見いだせるのかもしれない。梅雨空に、ある時ふと晴れ間を感じるように。

「HUNTER」 レインブーツ

ハンターの歴史はアメリカ人起業家、ヘンリー・リー・ノリスがラバーブーツの製造のためスコットランドにやってきたことに始まる。そんな彼によって「ノース・ブリティッシュ・ラバー・カンパニー」が創設されたのは1856年のこと(日本は江戸時代末期)。それまでの革製よりも、高い耐久性、そして防水性を誇る同社の技術は次第に評価され、英国王室御用達の認定も獲得している。

写真の「メンズ オリジナル リファインド チェルシー」は、同社が連綿と培ってきた天然ラバーの加工技術を駆使してハンドクラフトされたもの。フォルムは、オーセンティックな型であるメンズ チェルシーをベースにしつつ、スリムなフォルムにアップデートした。レインブーツとしての高い機能を有しつつ、普段のカジュアルから、スーツスタイルにまで対応してくれる。

しかも、ラバー自体が薄く、軽量に設計されており、装着すると見た目よりも軽々と一歩を踏み出せる。防水や撥水を追求すると、どうしてもヘビーな佇まいを想像しがちだが、そうではないのだ。

「HUNTER」 レインブーツ

また、2013年にはクリエイティブ・ディレクターとしてアラスデア・ウィリス氏(ステラ・マッカートニーの夫)が就任し、ブーツはもちろん、レインウエアやバッグなどでも斬新な展開を見せ始めている。

さて、野外フェスのラインアップが続々とアナウンスされている。ヘッドライナーは誰なのか、タイムテーブルはどうなるのか。音楽ファンにとって心弾む時期でもある。そして、待ちに待ったフェス当日。たとえ雨が降ろうが、地面がぬかるもうが、アウトドアで音楽を心ゆくまで愉しむためのツールとして、梅雨どきからブーツを試しておくのは賢明なことだと思えたのである。

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