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CLASS-Sなモノ・コト

VOL.
22
  神社仏閣「根津神社」2018.January

神社仏閣「根津神社」

CLASS-Sな逸品
神社仏閣「根津神社」

新しい年の訪れを初詣という形で祝い、清々しい心で新年を迎えた人も多いかと思う。古来より神社は日々の様々な事を祈願する場であり祈祷は年間を通して行われている。そこで今回は、神社を訪れることを通してCLASS-Sを見つめ直してみたい。

東京文京区根津に鎮座する根津神社は、江戸時代に五代将軍徳川綱吉により現在の社殿を奉建されて以来、古くは「根津権現」とも呼ばれ親しまれてきた名所だ。

昔ながらの街並みが残り、近年は“谷根千”と呼ばれオシャレな散策スポットとしても知られている根津界隈。少し細めの路地を抜けると、朱色の大鳥居が現れる。冬の冷えた空気も相まって、身も心も清められるような気持ちで境内へと足を踏み入れた。

神社仏閣「根津神社」

花崗岩が敷き詰められ表参道から広々とした境内を進んでいくと、池と神橋、そして楼門が現れ、浮世絵の題材にもなった江戸情緒にタイムスリップしたような感覚へと誘われる。

境内には神橋と楼門、そしてその視界の奥には唐門と社殿という、建築群が幾重にも連なる様が広がる。しかも、この景色は参拝のために歩を進める度にその表情を変えていく。5月には境内を多くの人々が集う“つつじ苑”の坂を傍に携えた立体的なパースペクティブも、根津神社を時代を越えた空間たらしめているのだろうか。

神社仏閣「根津神社」

また、東京大学からほど近い立地の根津神社は、森鴎外や夏目漱石らが作中にも幾度と登場させた文豪ゆかりの地としても知られている。

境内には文豪由来のスポットが幾つかあるが、“乙女稲荷”への参道入り口脇にある長細い石は「文豪憩いの石」と呼ばれ、夏目漱石や森鴎外などの文豪らも腰掛けたと伝えられているものだ。

神社仏閣「根津神社」

実際に腰を下ろしてみると、都心の喧騒もどこか遠くに感じられる。思わず雑事を忘れて思索に耽けりたくなる、なんとも贅沢なひとときだ。

時代を越えて思索の世界へと誘う--古来から愛された神社に見つけた上質さは、CLASS-Sが目指す指標とも呼べるだろう。

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