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SX-M3

2008年5月15日 報道発表

ピュアな響きを求めて、新たに“マグネシウム合金の振動板”を採用したハイファイスピーカー
スピーカーシステム「SX-M3」
~名機「SX-3」のDNAを継承し、“スピーカー自体のひずみを低減”~



スピーカーシステム「SX-M3」



 日本ビクター(株)は、ピュアな響きを求めて、新たに“マグネシウム合金の振動板”を採用したハイファイスピーカーの新モデル「SX-M3」を、6月上旬より発売します。
 今回の新シリーズに冠した“M”には、以下の3つの意味を込めています。
① “M”usic(ミュージック)…コンテンツに記録された音楽“Music”の魅力を存分に引き出す
② “M”agnesium(マグネシウム)…軽量で付帯音が少なく、音楽再現性に優れる素材“マグネシウム”
③ “M”echanical Base Mount(メカニカル ベース マウント)…駆動点を安定させ、音像を明瞭にする新開発の制振構造
という意味です。当社は本機を、“スピーカー自体のひずみを低減し、ピュアな響きを追求する”という「SX-3」の開発テーマをDNAとして受け継ぐとともに、“3つのM”を備えて生まれ変わった「SX-Mシリーズ」のベーシックモデルとして発売し、今後ラインアップ展開を図ります。

品名 型名 希望小売価格(税込) 発売時期
スピーカーシステム SX-M3 99,750円(1本) 6月上旬


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主な特長

1.オブリコーンの可能性を最大限に引き出す“マグネシウム合金の振動板”を採用

<“マグネシウムオブリコーン・ウーハー”>
<“マグネシウムオブリドーム・ツィーター”>
  1. “マグネシウムオブリコーン・ウーハー”
    磁気ギャップの対称性を高めた磁気回路や、追随性のよいダンパー形状の採用などにより、高いリニアリティを実現。さらに、アルミショートリングと銅キャップを採用した“T型ポールピース”により、電流ひずみの大幅な低減を可能にしました。
  2. “マグネシウムオブリドーム・ツィーター”
    ドームの頂点を中心からずらすことで素材の共振を分散させる、当社独自の“オブリドーム振動板”。マグネシウム素材の活用のために振動板とボイスコイルボビンを一体化し、メカニカルロスのない駆動を実現しています。

2.新開発の制振構造“メカニカルベースマウント”を採用

<「SX-M3」カットモデル>

ウーハーユニットを背面から固定する新構造を採用。駆動点を安定させるとともに、音源に影響を与える振動を大幅に低減しました。側面は、MDF材をチェリー突き板でサンドイッチした板材と、チェリー無垢材の響棒による側面補強でキャビネットの響きをコントロールしています。


3.明瞭な音像を再現する高剛性キャビネットを採用

<「SX-M3」底面部>

キャビネット底面に総重量4kgにおよぶ鋳鉄製ベース&フットを採用。キャビネット自体の振動低減はもちろん、重心の低下により音の安定感を高め、より明瞭な音像を実現します。


4.高音質を実現する新型スピーカーターミナルを採用


5.高級感と落ち着きを醸し出す、全面突き板塗装仕上げ


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企画意図

 当社は“原音探究”をテーマに、ハイファイスピーカーを絶えることなく開発・発売しています。特に、1972年に発売した「SX-3」は、シルク採用のソフトドームツィーターや白木のキャビネットなど、優れた音質とデザインで高い評価を得ました。
 今回当社は、“スピーカー自体のひずみを低減し、ピュアな響きを追求する”という「SX-3」のDNAを継承し、新たに“マグネシウム合金の振動板”を採用したハイファイスピーカー「SX-M3」を、6月上旬より発売します。本機を、新シリーズ「SX-M シリーズ」のベーシックモデルとして発売し、今後さらにラインアップ展開を図ります。


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主な仕様

種類 2 ウエイ バスレフ型
スピーカーユニット 低域用 14.5 cm コーン型スピーカー
高域用 1.9 cm ドーム型スピーカー
定格入力(JIS) 30 W
最大入力(JIS) 120 W
定格インピーダンス 6 Ω
再生周波数帯域 50 Hz ~ 65,000 Hz
出力音圧レベル 88.0 dB/W・m
クロスオーバー周波数 3,500 Hz
寸法 (幅)217 mm ×(高さ)358 mm ×(奥行)276.5 mm
(スピーカーターミナル、サランボード含む)
質量 11.5 kg(1 本・本体)
付属品 ラバーフット× 2、スペーサー× 3


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ご参考:当社の“音づくり”の心構え

“原音探究”

音楽を愛する者、音楽を精神の糧とする者にとって、音楽は信仰に似ている。
音楽の再生に生涯を捧げるわれ等は、限りなく奥深い“原音の究明”に
悔いなき日々を生きなければならぬ。

この言葉は、かつて当社理事として音響技術開発の先達であった鈴木健氏が、“音づくり”の心構えとして唱えた言葉で、現在まで脈々と受け継がれています。


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[2008年05月15日]