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TVF2008大賞決定

2008年3月2日 報道発表


「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)
大賞作品が決定


<ビデオ大賞>
『いまどきの21歳の主張』(黒川優生さん・21歳・大阪府)
『The Last chapter(最終章)』(Makiko Ishihara さん・59歳・カナダ)
<日本ビクター大賞>
『学びの場が消えてゆく~夜間高校の教室から~』(斉藤雅之さん・42歳・神奈川県)


 日本ビクター(株)主催(後援:横浜市)「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)には、世界53の国と地域から2,010作品(国内750作品、海外1,260作品)の応募がありました。応募者の年齢は20代(全体の52%)を中心に、9歳から91歳まで幅広い世代層にわたっています。
 審査の結果、入賞作品100点(「優秀作品賞」:30作品、「佳作」:70作品)が選出され、この中から、「ビデオ大賞」に『いまどきの21 歳の主張』と『The Last chapter(最終章)』の2作品が、「日本ビクター大賞」には『学びの場が消えてゆく~夜間高校の教室から~』が決定しました。

*:募集規定では、代表的な優秀作品として「ビデオ大賞」と「日本ビクター大賞」各1点を表彰する予定でしたが、今回は、2作品が共に独自の作品世界の創造に成功しており、最終審査会で“ぜひ2作品をビデオ大賞に”と推挙されたため、両作品に同賞が贈られることになりました。
 ちなみに、第27回から今回まで4回連続で20代の女性がビデオ大賞を獲得しています。女性特有の感受性や自由な発想が、ビデオによる表現という分野でその才能を開花させ、新しい創作の舞台を広げつつあることをうかがわせます。


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<ビデオ大賞・受賞作品>(敬称略)

『いまどきの21歳の主張』(黒川優生・21 歳・学生・大阪府)

女子大生の作者が生活空間での出来事を日記風に綴ったビデオで、率直な心情を巧みな編集でテンポ良く映像表現した私的ドキュメント作品。


『The Last chapter(最終章)』(Makiko Ishihara・59歳・ビデオ作家・カナダ)

厳格だった父と作者との長い断絶と、孫娘との交流をきっかけに絆を取り戻していく家族の肖像を描いた、重厚なノンフィクション作品。


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<日本ビクター大賞・受賞作品>(敬称略)

『学びの場が消えてゆく~夜間高校の教室から~』(斉藤雅之・42歳・非常勤講師・神奈川県)

見落とされがちな夜間高校の実情にスポットを当て、現在の日本の教育が抱える問題点を浮き彫りにしたドキュメンタリー作品。

 また、一般の方々のインターネット投票で選出される「ピープル賞」には、『暮れなずむ』(岩下善二・63歳・自営業・広島県)、『昨日の町で、』(岩松顯・39歳・教員・愛知県)、『絆』(園部真人・58歳・教員・北海道)の3作品が選ばれました(敬称略)。


■東京ビデオフェスティバル(TVF)について

  • ビデオ映像によるメッセージの伝達や自由な映像表現の可能性を広げるとともに、社会や生活に密着した映像文化の普及、振興を目的として、1978年から毎年1回開催している世界最大の市民ビデオ映像祭です。
  • 応募作品は20分以内のビデオ作品であれば、テーマ・題材は自由です。またプロ、アマ、個人、グループ、国籍、年齢を問わず誰もが応募できるオープンイベントです。

■審査委員(敬称略)

大林宣彦(映画作家)、小林はくどう(ビデオ作家・成安造形大学教授)、佐藤博昭(ビデオ作家・日本工学院専門学校教員)、椎名誠(作家)、高畑勳(アニメーション映画監督)、羽仁進(映画監督)以上50音順、北見雅則(日本ビクター株式会社)


■「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)各賞の内容

  • 「ビデオ大賞」(2作品) :賞状、賞金50万円(「優秀作品賞」の賞金を含む)、記念トロフィー、ビクターハードディスクムービー
  • 「日本ビクター大賞」(1作品) :賞状、賞金40万円(「優秀作品賞」の賞金を含む)、TVF トロフィー、 副賞:ビクターハードディスクムービー
  • 「優秀作品賞」(30作品) :賞状、賞金10万円、楯
  • 「佳 作」(70作品) :賞状、楯
  • 「ピープル賞」(3作品) :楯
TVF2008 in YOKOHAMA


■後援

横浜市

クリエイティブシティ


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「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)
入賞作品の傾向と話題(敬称略/年齢は応募当時)

1.若い感性と浪花女性のノリが全編に溢れる『いまどきの21歳の主張』(ビデオ大賞)

 昨年に続いて、今年も大阪の若い女性がビデオ大賞に輝きました。女子大生の作者は、最近嫌なことが続くと言いつつ、「世の中いいこともあれば悪いこともあり、プラスマイナスゼロ」と自分に言い聞かせることにした。身辺の出来事のシーンに、手書きのアニメやナレーションを重ね、つのる思いが語られていく。生活実感を若さと明るさ一杯の浪花女のノリで、テンポの良い映像作品にまとめ上げた傑作です。
 この作品について、審査委員の椎名誠氏は「感性が先に走ってそれだけで撮っているのか緻密に計算されているのかわからないが、(中略)いまTVFはこういう若い力が凄い」と、若い世代の活躍が目立った今回のTVFを象徴する作品と評価しています。


2.親子3代の家族の絆を探し求めた『The Last chapter(最終章)』(ビデオ大賞)

 もう1本のビデオ大賞受賞作『The Last chapter(最終章)』は、国際結婚の末、カナダの地に根を下ろして生きる「私」が、頑なだった日本の父との長い断絶に思いをはせる、海を隔てた親子3代の家族の物語。父が亡くなる前にまとめた回顧録の、短い最終章に家族のことが書かれていた。若い頃の私とは心が通うことのなかった父だったが、孫(私の娘)は受け入れてくれ、そこに家族の絆が生きていた。
今は私の心にも父の人生を祝福する準備ができ、最終章を閉じることができる。父を語ること、それは自分自身を見つめ直すことでもあった。「愛があるのはわかっていた。今、新しい章に橋がかかった」というラストの言葉が深く心に残る、重厚なノンフィクション作品です。
 審査委員の羽仁進氏は、「自分たちだけに固執することで、かえって“人間”というものの奇妙さが鮮やかに描き出された見事な作品」と讃えています。


3.教育現場の危機を浮き彫りした『学びの場が消えてゆく~夜間高校の教室から~』(日本ビクター大賞)

 「TVF2008」には、ビデオの記録性とコミュニケーション機能が教育の現場にしっかりと根づき、さまざまに活用されていることを伺わせる作品や、教育のあり方を考える作品が多数応募され、入賞しました。その中から、日本の教育現場に起こっている問題に正面から問いを投げかけた『学びの場が消えてゆく~夜間高校の教室から~』が、日本ビクター大賞に選ばれました。統廃合に揺れる夜間定時制高校。
そこにはさまざまな事情をかかえながら、ハンディキャップを乗り越えようと頑張っている生徒たちがいる。そんな教育の場が今消滅の危機にあるという。ある夜間高校の教員の訴えに応え、同じ教師の目で現場の生の姿を追った。学校教育から外され居場所を失いつつある生徒たちの実情を描きながら、「学校とは何か」「学校には何が必要か」と教育の原点に問いかけるドキュメンタリー作品です。
 審査委員の高畑勳氏は講評の中で、「『学校とは何か』『学校には何が必要か』という具体的な今日的回答を示唆していて説得力がある」と述べています


4.若者世代の活躍が目立つ。中学生制作の6作品を含め、10代・20代で47作品が入賞

 今回も、前回以上に若い世代の活躍が目立ちました。中学校放送部など中学生の制作による作品が優秀作品賞、佳作合わせて6 作品入賞し、10代・20代では47作品が入賞と、全体の半数に迫る躍進を見せています。
 『忘れないで』(杉並区立東原中学校・放送部・東京都/ 優秀作品賞)は、ハンセン病患者への偏見や差別を取り上げたドキュメンタリーで、その活動が、思いやりと人権尊重の大切さに共感する人の輪を広げていきました。『映像詩 曽根干潟から』(北九州市立曽根中学校・視聴覚放送部・福岡県/優秀作品賞)は、干潟に生きる生き物たちの姿から、人と自然との関わりや生態の変化、汚染悪化の原因へと迫り、鋭い問題提起を行いました。
 若者の注目作品として一例を挙げれば、『レジストレーション』(佐藤誠矢・19歳・自営業・東京都/ 優秀作品賞)は、コンビニの万引き事件という一つの現象を5人の登場人物の視点から再構成するという、意表をついた短編ドラマ作品。『蒲公英(タンポポ)の姉』(坂元友介・22歳・学生・神奈川県/ 優秀作品賞)は、姉妹の心の動きを人形アニメーションで繊細に描き、「思春期の感覚を見事に捉えている力作」(審査委員・高畑氏)です。
 外国作品では、今回もアジアから若い世代の作品が多数寄せられ、海外から選ばれた11本の優秀作品のうち5本が、韓国、中国、香港の20代の若者の作品で占められました。


5.独自の感性と表現力、若い女性の台頭が顕著に。4年連続で20代女性がグランプリを受賞

 TVF では、2005年の第27回の『つぶつぶのひび』(大木千恵子・当時24歳)から、第28回の『羽包む』(中井佐和子・当時23歳)、第29回の『Plays the air.』(内田セイコ・当時23歳)、そして今回の『いまどきの21歳の主張』(黒川優生・21歳)まで4回連続で20代の女性がビデオ大賞を受賞しました(2001年以降8回のうち6回、20代女性がビデオ大賞を受賞)。
 近年の文学界でも若い女性の文学賞受賞が目立ち話題になっていますが、ビデオ制作の分野でも女性台頭の傾向がますます顕著になっています。女性ならではの感受性や着眼が、ビデオ制作の分野で大きく花開き、新しい創作の舞台を広げつつあるといえそうです。
 今回もビデオ大賞作品をはじめ、外国人キャストによる英語劇をビデオの特殊効果を生かしながら独特のファンタジー作品に仕上げた『Hansel’s Moon Town』(中平悠里・23歳・会社員・東京都/ 優秀作品賞)、インドの旅から持ち帰ったある食材の正体を調べる中で、インドの一面を覗いてみようと試みた『印度倶楽部』(阿久津万里・27歳・会社員・東京都/ 優秀作品賞)、自分と家族との関係、それぞれの存在を問い直し、自分を見つめ直す内面のドキュメンタリー『ホウムルーム』(アダチサオリ・23歳・学生・京都府/ 優秀作品賞)など、20代女性のフレッシュな才能が息づく作品が、佳作を含めて9本入賞しています。


6.シニア世代に趣味を超えた創作活動として拡がるビデオ制作

 若者の躍進の一方で、シニア世代も人生経験がにじむビデオ作品で多数入賞を果たしています(60歳以上の作者の作品18本が入賞。うち13本が70歳以上)。自由な時間を使って趣味のビデオ制作を楽しむシニアが確実に増加する中で、単に手軽な趣味というレベルを超えた、固有のテーマ性と、独自の創作意図を持った、作家魂あふれる労作が年々増えてきています。
 『田舎暮らしの真実は』(藤井喜郎・69歳・無職・神奈川県/ 優秀作品賞)は、都会の生活を逃れて田舎暮らしをするのは決して容易いことではないと、ある熟年夫婦が苦労しながら掴んだ喜び、楽しみを、あるがままに淡々と紹介。『やもめ男の物語り』(宿谷昭之助・77歳・無職・石川県/ 佳作)は、年をとっても女性に戸惑い続ける男の心情を、遊び心を交えて綴った作品。『ひとすじの道』(舛岡正文・83歳・無職・愛媛県/ 佳作)は、豆腐作り50 年の人生を振り返り、自分の手で設計した最新の豆腐製造自動化ラインに至るまでの苦労を綴った映像自分史の労作です。
 『別れ(第1話別れ、第2話残影)』(織野正・91歳・無職・青森県/ 佳作)は、今回の応募者中最高齢での入賞。ペットの小鳥、ノッコとコロがそれぞれ寿命を全うし、作者と別離のときを迎えた映像をひもとき、自分にもやがて来る死の迎え方をしみじみ思う。悲しみと寂しさをそのまま表現した情感あふれる作品です。


7.自分を見つめ、家族を見つめるビデオ

 個人のビデオ作品にとって最も身近で大切な被写体はやはり「家族」。そして家族を見つめることが自分自身を見つめるきっかけになっているようです。今回の国内からの応募作品のテーマ別内訳を見ても、「自己・家族」が30%と最も多く、入賞作品の中にも、ビデオ大賞の『The Last chapter(最終章)』をはじめ、家族が主要な題材、テーマになっている作品が数多く見られました。
 『59年ぶりの「再会」』(可越・34歳・会社員・東京都/ 優秀作品賞)は、幼いときに別れた父親との再会を求めて中国、日本、米国へと旅する母親の心情と家族の絆を描いたドキュメンタリー。『暮れなずむ』(岩下善二・63歳・自営業・広島県/ 佳作)は、一人で暮らす実家の母を思いやりながら、自分の60余年の人生を振り返るドキュメンタリー。『終わらない戦争(三つの悲しみ、そして出会い)』(Lim Jae-Wook・24歳・学生・韓国/ 優秀作品賞)は、朝鮮戦争で南北に分断された離散家族の、今も続く悲嘆の物語を伝えています。『絆』(園部真人・58歳・教員・北海道/ 優秀作品賞)は、中学生の頃に荒れた生活を送った姉弟がその後立ち直って、家族を支えるまでに成長した跡を、姉弟の教師だった作者がたどり、家族の絆とは何かを見つめた作品です。


8.エンターテイメント志向も強まる。海外を中心に秀作多数

 近年の個人によるビデオソフト制作の傾向の一つとして、エンターテインメント志向の強まりを挙げることができます。これを反映して、今回、いわゆる“ドラマ”に分類される作品が33本入賞。全入賞作品の3分の1を占めました。特に海外作品では、入賞40作品中半数の20作品がドラマとなっています。
いずれも個人やグループの個性が発揮され、テレビ番組のドラマにはない独特の味わいを持った作品ばかりです。
 優秀作品賞を見ると、『Ladenhüter(店主)』(Felix Strienz ・24歳・映像作家・ドイツ)は、小さな店とその周辺の人々を、絶妙な演出で描いたハイレベルなドラマの秀作。『DEMAIN LA VEILLE(明日は前日)』(Julien Lecat/Sylvain Pioutaz・27/22歳・映像作家・フランス)は、すべて逆向きに動いている世界の中で、主人公の男が正しい方向に進もうとするシュールなドラマ。『FENCE(フェンス)』(AUNTIES AND UNCLES・マレーシア)は、隣家とのフェンス越しに二人の子供が手紙を交換しあい、友情を育むドラマ。『足踏み』(Seo Dong-Heon・26歳・学生・韓国)は、二人の男の生活ぶりから衝撃の結末に至るストーリーを通して、障害者の問題を鋭く投げかけるシリアスなドラマ。このように海外作品に力作が揃いました。
 国内からも、前述の『レジストレーション』、『Hansel's Moon Town』、『ホウムルーム』のほか、仲良しの女の子二人の友情と恋をめぐる短編ドラマ『青空夜空に星空』(勝又悠・26歳・アルバイト・神奈川県)など、ドラマの4作品が優秀作品賞を受賞しています。


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◆TVF2008「優秀作品賞」受賞作品一覧

<国内>

NO.
タイトル
作者
年齢
性別
職業
都道府県
1
園部 真人
58
教員
北海道
2
Hansel's Moon Town 中平 悠里
23
会社員
東京都
3
59 年ぶりの「再会」 可 越
34
会社員
東京都
4
印度倶楽部 阿久津 万里
27
会社員
東京都
5
駅舎に登ろう 国本 隆史
26
会社員
東京都
6
エノアールカフェ~ we are living in the park!~ 吉田 卓史
31
会社員
東京都
7
レジストレーション 佐藤 誠矢
19
自営業
東京都
8
忘れないで 杉並区立東原中学校放送部
 
 
学生
東京都
9
青空夜空に星空 勝又 悠
26
アルバイト
神奈川県
10
田舎暮らしの真実は 藤井 喜郎
69
無職
神奈川県
11
蒲公英の姉 坂元 友介
22
学生
神奈川県
12
学びの場が消えてゆく ~夜間高校の教室から~ 斉藤 雅之
42
非常勤講師
神奈川県
13
畑へ 小池 淑恵
62
主婦
愛知県
14
ホウムルーム アダチ サオリ
23
学生
京都府
15
互 LINK 孟 祥宇
26
学生
京都府
16
いまどきの21 歳の主張 黒川 優生
21
学生
大阪府
17
カマキリの世界 吉村 久雄
73
自営業
大阪府
18
棚田を守る 大野 進二
65
自営業
山口県
19
映像詩 曽根干潟から 北九州市立曽根中学校視聴覚放送部
 
 
学生
福岡県

*北から都道府県順で掲載しています。


<海外>

NO.
タイトル
作者
年齢
性別
職業
20
(ハリネズミ少女 ミナム)
Choi Kook-Hwan
25
学生
韓国
21
(足踏み) Seo Dong-Heon
26
学生
韓国
22

(終わらない戦争(三つの悲しみ、そして出会い))
Lim Jae-Wook
24
学生
韓国
23
(銅門日記) Jin Huaqing
28
レポーター
中国
24
The Chronicle of a Drawing; Footprints of Time
(描写の記録;時間の足跡)
George Cheuk-hin Wong
25
学生
香港
25
FENCE (フェンス) AUNTIES AND UNCLES
 
 
 
マレーシア
26
The Last Chapter (最終章) Makiko Ishihara
59
ビデオ作家
カナダ
27
Nada com Ninguém (だれもいない 何もない) Marcos Pimentel
30
ドキュメンタリー作家
ブラジル
28
Ladenhüter (店主) Felix Stienz
24
 
ドイツ
29
DEMAIN LA VEILLE (明日は前日) Julien Lecat & Sylvain Pioutaz
27/22
男/男
映像作家
フランス
30
The Autumn Wind Ritual (秋風の儀式) Alex Romanov
35
監督
ロシア

*国・地域名は、アジア・北米・中南米・欧州・大洋州・中東・アフリカの順で掲載しています。


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TVF2008「佳作」受賞作品一覧

<国内>

NO.
タイトル
作者
年齢
性別
職業
都道府県
1
牧草ロールの作り方
牧野 竜二
22
学生
北海道
2
別れ(第1話 別れ、第2話 残影) 織野 正
91
無職
青森県
3
一病息災 加藤 眞一
72
無職
茨城県
4
フォードのある村 齋藤 佳郎
70
無職
茨城県
5
私の家族 ミツバチと共に 長妻 洋
70
無職
茨城県
6
ひねくれ緑と星のパン 吉田 真也
26
学生
群馬県
7
いくえみの残像 横田 将士
24
学生
埼玉県
8
蚊について考察する 黒崎 萌/大井 忠
9/61
女/男
学生/自営業
埼玉県
9
20 年目の挑戦 飯島 清勝
72
無職
千葉県
10
足・ウラ事情 昭和女子大学附属昭和中学校放送部
 
 
学生
東京都
11
大きな樹の下で 村上 連
35
俳優
東京都
12
カイニョとともに 松井 勇人
21
学生
東京都
13
雲の人雨の人 上甲 トモヨシ
23
学生
東京都
14
古稀ひとり旅 荒井 純子
70
主婦
東京都
15
人生紙芝居 丸谷 肇
36
自営業
東京都
16
停止円 田端 志津子
34
無職
東京都
17
どうしてイラク戦争にあの正義のヒーローは現れなかったか。 石井 毅
24
無職
東京都
18
虹のかなた 寳田 七瀬
27
会社員
東京都
19
ペット ZERO-0-Project      
東京都
20
北の楽園
川島 千尋
24
学生
神奈川県
21
授業 ~受けとめて生徒の気持ち~ 藤沢市立湘南台中学校文芸部
 
 
学生
神奈川県
22
二人芝居 ~ 29分に挑戦~ 金子 豊一
74
無職
神奈川県
23
宮ヶ瀬を風化させない為に 内田 長吉
77
無職
神奈川県
24
やもめ男の物語り 宿谷 昭之助
77
無職
石川県
25
鉢伏山物語 吉野 和彦
46
自営業
長野県
26
昨日の町で、 岩松 顯
39
教員
愛知県
27
桜人 中村 智宏
34
教員
三重県
28
初夏の日 笹渕 真由美
21
学生
滋賀県
29
全身教師 片野坂 亮
20
学生
滋賀県
30
PRESENT STUDIO BAKUBAKU
 
 
 
京都府
31
学園西遊記 京都市立下鴨中学校パソコン部
 
 
学生
京都府
32
徳日家の密かじゃない悲しみ 徳日 俊聡
23
アルバイト
大阪府
33
里山カエル図鑑 姫路市立菅野中学校生物・理科・研究班
 
 
学生
兵庫県
34
シカイドウ 新立 翔
22
学生
奈良県
35
CM2057 MUSAOKA FILMS
 
 
 
広島県
36
暮れなずむ 岩下 善二
63
自営業
広島県
37
前立腺癌 日高 道徳
55
会社員
広島県
38
ありがとう 宮下 弘
72
無職
山口県
39
ごみ収集顛末記 長池 敏昭
77
無職
山口県
40
ひとすじの道 舛岡 正文
83
無職
愛媛県
41
薬師堂DAYORI 松本 万治
60
自営業
愛媛県

*北から都道府県順で掲載しています。


<海外>

NO.
タイトル
作者
年齢
性別
職業
42
Happy Ending (ハッピー・エンディング)
GREENGATE
 
 
 
タイ
43
(母親を待つ子供) Oh Jung-Seok / Kim Hyun Su
25/21
男/男
学生
韓国
44
言繪師Symbolist (シンボリスト) Chou Shian-chian
 
学生
台湾
45
looking for heart of gold (黄金のハートを捜して) Jia-Jun Chiu
16
学生
台湾
46
水漂WATER DRIFT (漂流) Tao Zhi Pan
31
カメラマン
中国
47
一支春天的歌(春の歌) Qiao Hua
28
カメラマン
中国
48
上上下下(上り下り) Anny Ni
23
学生
中国
49
第十二个后(12 番目の子供が生まれた後) Qiao Nan
24
監督
中国
50
(老人クラブ自転車隊の旅) Keyein Feng
27
会社員
中国
51
2006 世界杯和小活佛
(2006 ワールドカップと活仏)
Long Yuancheng
22
学生
中国
52
陶陶(タウタウ) Li Kang
22
学生
中国
53
Yuan Yang (おしどり) Lung Wing Pong/Evan Church
31/30
男/男
映像編集者
香港
54
Oral Stage(オーラル・ステージ) Tuss Wu
30
レポーター
香港
55
The Wall (壁) Chun Kim Kiu
43
ウェブデザイナー
香港
56
HUNA HUNA(思いやり) Wilfred Allen Galila
 
映像作家
フィリピン
57
GOODBYE LONELYNESS (寂しさにさようなら)
Nguyen Hoang Trung
 
監督
ベトナム
58
THIRST FOR LIFE (生への乾き) HTV TIVI STATION
 
 
 
ベトナム
59
The Red Umbrella (赤い傘) Tan Siang Yu
37
教員
シンガポール
60
The Dream (夢) Zhu Chuan
17
学生
シンガポール
61
Antes de que me despierte (目覚める前に) Vértice
 
 
 
コロンビア
62
Crisalidas (さなぎ) Fernando Mendes
22
学生
ブラジル
63
look what she did (彼女のしたことを見ろ) Limonera Bozna
18
 
アルバニア
64
TWINS IN THE SIGN OF THE MOON (月下の双子たち)
Nightwatch Filmgroup
 
 
 
スイス
65
BAD TO THE BONE (悪の根源) Leandro Blanco
58
 
スペイン
66
LA TÒFONA El diamant negre de la cuina
(トリュフ黒いダイヤモンド)
Ángel Casas i Oliva
58
オーディオ
ビジュアル制作
スペイン
67
LE COULOIR (廊下) Marie Boivent & Cécile Guieu
29
造形芸術家
フランス
68
PROMENADE (プロムナード) 石井 潤一郎
32
美術作家
フランス
69
LA CANETTE MAGIQUE (魔法の缶ジュース)
Ludovic Piette
26
映写技師
フランス
70
cleaning earth (地球をきれいに) Shafic Koyalat
23
 
レバノン

*国・地域名は、アジア・北米・中南米・欧州・大洋州・中東・アフリカの順で掲載しています。


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TVF(東京ビデオフェスティバル) 30年の歩み <ご参考>

【TVFスタート時のコンセプト】

  • 日本ビクターは1976年にVHS ビデオを開発・発売したときから、ホームビデオの3つの機能として、(1)テレビ番組の録画再生(2)市販ソフトの視聴(3)ビデオカメラ撮影による映像コミュニケーションを掲げ、普及に取り組みました。特に(3)は、ユーザー自身の能動的でクリエイティブな楽しみを実現するビデオ活用として重視し、業界に先駆けて家庭用ビデオカメラを発売するなど、“撮るビデオ”の普及と創作の可能性追求を目指しました。
  • 1978年、この考え方を世界に向けて発信し、ビデオソフト制作の振興と可能性を追求するイベントとして、「東京ビデオフェスティバル」(TVF)をスタート。
    ■第1回スタート時の審査委員会委員(敬称略)
    南博(一橋大学名誉教授・日本映像学会会長)を審査委員長に、大林宣彦(映画監督)、荻昌弘(映画評論家)、手塚治虫(漫画家・アニメーション作家)、山口勝弘(ビデオ作家・筑波大学教授)、中谷芙二子(ビデオ作家)、小林はくどう(ビデオ作家・筑波大学講師)と、斯界の第一人者が顔を揃え審査を担当(肩書きは当時)。(*現在の審査委員は、こちらを参照)
  • TVF開催が契機となって、個人やグループでの様々な映像制作が促進され、その作品の発表を通じてビデオの新たな可能性の地平が広がってきました。新しい才能が発掘され、それによって活躍の場がつくられるなどの効果もありました。
    ■ 2004年メセナアワード受賞
    2004年12月、(社)メセナ協議会は、四半世紀にわたり「TVF」を継続開催した日本ビクターを表彰(映像開拓賞)。企業の文化事業として、高い社会的評価を得ています。

<作品応募状況の推移>(第1~30回の応募作品総数=50,286 本)

  • 応募作品数と国際化の推移:

第1 回(’78 年)= 257 本(海外 24 本/ 4ヵ国・地域)
第5 回(’82 年)= 1,003 本(海外 430 本/22ヵ国・地域)
第10 回(’87 年)= 1,661 本(海外 597 本/30ヵ国・地域)
第15 回(’92 年)= 1,364 本(海外 520 本/26ヵ国・地域)
第20 回(’98 年)= 2,096 本(海外 941 本/41ヵ国・地域)
第25 回(’03 年)= 2,386 本(海外 1,451 本/38ヵ国・地域)
第30 回(’08 年)= 2,010 本(海外 1,260 本/53ヵ国・地域)


  • 応募者年齢の傾向:若年層(20代)とシニア層の拡大

(第1 ~ 10 回累計) (第30 回)
・10 代以下: 6.4% → 7.5%
・20 代  : 28.3% → 52.3%
・30 代  : 32.8% → 13.4%
・40 代  : 17.0% → 6.7%
・50 代  : 9.1% → 5.0%
・60 代  : 5.3% → 8.1%
・70 代以上: 1.2% → 6.9%


開催回
開催年
グランプリ作品と、受賞の意味など
第1回
’78 年
「走れ!江ノ電」 (川崎市の中学校放送部)
ビデオ制作の未来・希望を予感。
第3回
’80 年
「Third avenue:Only the strong survive」
ビデオジャーナリズムの誕生。作者の一人ジョン・アルパート氏は、その後も第8回ビデオ大賞ほか、複数回のエントリー/受賞でビデオジャーナリストの活躍を知らしめる。
第9回
’86 年
「Video letter exchange Longfellow-Furzedown」
米・英の小学校同士のビデオレター交換。ビデオテープによる映像コミュニケーションの威力。
第14回
’91 年
「破れ表紙の人生アルバム」
定年退職の作者が“ビデオ自分史”のジャンル拓く。
第20回
’97 年
「テレビは何を伝えたか」(日本ビクター大賞)
高校生グループが、松本サリン事件の初期テレビ報道のあり方を追究。メディアリテラシーに光当てる。
第24回
’01 年
「ダムの水はいらん!」
環境保護運動と市民のコミュニケーション活動が、ビデオ記録で一つに。根付く市民ジャーナリズム。
第27回
’04 年
「つぶつぶのひび」 (大木千恵子さん24歳=当時)
心境小説風自画像。若い女性の感性がビデオ表現で花開く。

*第30回の入賞作品、第1~29回のビデオ大賞作品は、一部を除き当社の「TVF」サイトでご覧いただけます。


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[2008年03月02日]