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HRカッティング

2011年9月8日 報道発表


DVDオーディオと同等スペック(176.4kHz/24bit)音源による高解像度CDを製作する新技術

「HR(ハイレゾリューション)カッティング」を開発

~ スタジオでマスタリングしたハイレゾリューションマスター音源をCDにダイレクトカッティング ~











* 「HR CUTTING」ロゴはビクタークリエイティブメディア株式会社の商標です。



 日本ビクター株式会社のグループ会社であるビクタークリエイティブメディア株式会社はこのほど、マスタリングスタジオで制作した高解像度なハイビット、ハイサンプリングによるハイレゾリューションマスター音源※1(以下、HRマスター音源と称す)を、CDへダイレクトにカッティングする新技術「HRカッティング」を開発しました。
 「HRカッティング」は、オリジナルマスターのクオリティーチェックを経て、「K2テクノロジー※2」を駆使した独自のマスタリング、カッティング、プレスにより生み出された「xrcd※3」に匹敵する高音質を、さらに多くのお客様に提供させていただくための新技術です。この技術により、ハイレゾリューション音源のままでマスタリングされたHRマスター音源をダイレクトにCD信号へ変換・カッティングできます。
 通常、CD信号をカッティングするためには、一旦44.1kHz/16bitのDDPマスター※4を作成する必要があり、制作現場から「ハイレゾリューション音源の音質をそのままCD化できないか」という要望が出ていました。「HRカッティング」は、それを可能にし、より高解像度なCD(当社比)の製作を実現しました。もちろん、「HRカッティング」によるCDは、全てのCDプレーヤーで再生可能です。
 2011年9月21日以降、株式会社テイチクエンタテインメント他から、「HRカッティング」を採用した音楽CDが順次発売される予定です。

※1: 高解像度の176.4kHz/24bit のマスタリング済みのマスター素材。
※2: 日本ビクター㈱のデジタル音源の高音質化技術。
※3: xrcd (Extended Resolution CD) : マスタリングおよびCD製造にいたる全工程を徹底的に音質管理することにより、マスターに忠実であることを追求した高解像度CD。
※4: DDPマスター(Disc Description Protocol) : CD、DVDマスターテープの1種。


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HRカッティングの主な特長


1.マスタリングスタジオで制作したハイビット・ハイサンプリングのHRマスター音源から工場でダイレクトカッティングする高解像度CD(High Resolution CD)の製作。

2.当社独自のオリジナルの高品位「HRカッティングシステム」
※5により、高音質のCD製作を実現。

3.「HRカッティング」は、通常CD以外にもSHM-CD仕様
※6と組み合わせが可能。


※5: K2技術を使用し、高解像度の176.4kHz/24bitの信号から44.1kHz/16bitに、音楽エネルギーを等価変換しながらCDカッティングするシステム。
※6: 従来のCD素材とは別種の液晶パネル用途のポリカーボネート樹脂を使用することにより、さらに光学的に透明性を向上させた高音質CD。SHMおよび、SHM-CDは、日本ビクター株式会社とユニバーサルミュージック合同会社の登録商標です


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従来のカッティングとの比較

・従来のカッティング



・HRカッティング



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「HRカッティング」採用の高解像度CDの発売予定

株式会社テイチクエンタテインメント

 TECI-1310  「 想 / INORAN 」   9 月21日発売予定
 TECG-25053  「 浄夜 / 新良幸人(アラユキト) + サトウユキ子 」  10月12日発売予定
 TECI-1314  「 紅樹 ~ nobumako no uta~ / 信政 誠(ノブマサマコト) 」  10月19日発売予定


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[2011年09月08日]