ホーム > 報道資料 > 報道資料 2017年 > PM-5000

PM-5000

2017年5月15日 報道発表


独自のフルデジタル音声伝送方式によりクリアな音質を実現、タッチパネル操作で手軽に設定・運用が可能

フルデジタル会議システム「PM-5000」シリーズを発売


 JVCケンウッドグループの株式会社JVCケンウッド・公共産業システムは、JVCブランドより、有線方式フルデジタル会議システム「PM-5000」シリーズを5月下旬より発売します。
 本システムは、コントロールユニット「PM-M550」、ターミナルユニット「PM-T51」、グースネックマイクロホン(ロングタイプ「PM-TA5L」、ショートタイプ「PM-TA5S」の2機種)、および拡張用のジャンクションボックス「PM-X50」により構成。また、タッチパネルで発言者を指定するだけの簡単操作で、自動で録音・録画が開始できる会議システムソフトウェア「jmee(ジェイミー)」(商標登録出願中)も同時に発売します。

品名 型名 希望小売価格
(税抜き)
発売時期
コントロールユニット PM-M550 オープン価格 5月下旬
ターミナルユニット PM-T51
グースネックマイクロホン(ロング) PM-TA5L
グースネックマイクロホン(ショート) PM-TA5S
ジャンクションボックス PM-X50
会議システムソフトウェア「jmee」 TZ-PM5000


「PM-5000シリーズ」


企画意図

 当社は1975年から会議システムを提供しており、なかでも「PM-1000/3000」シリーズ(1999年発売)は柔軟なシステム対応力が高い評価を得ています。地方自治体など公官庁にも多くの納入実績がありますが、より効率的で円滑な会議運営のため、より確実な情報伝達を実現し、かつ簡単に設定や運用が可能なシステムへの要望も寄せられていました。
 今回発売する「PM-5000」シリーズは、これらの要望に応え、当社独自のフルデジタル音声伝送方式により低遅延でクリアな音質を実現するとともに、デジタルプロセッサーを内蔵し議場の音声を最適な聞き取りやすさに調整可能。また、タブレットやPCからタッチパネルで簡単に設定・運用ができます。さらに、SDカード/USBメモリへの同時録音・リレー録音や、同時通訳など4チャンネルの切り替えに対応するなど、機能面も充実させました。
 また、会議システムソフトウェア「jmee(ジェイミー)」も同時に発売。カラーユニバーサルに対応し、簡単操作でカメラ・テロップの連動や残時間表示などが可能です。
 長年培った会議システムのノウハウと当社独自の技術を生かし、一般会議はもちろん、議会、役員会議、国際会議における正確かつ円滑な会議運営をサポートするシステムとして提案します。

「PM-5000」シリーズの主な特長

1.低遅延でクリアなフルデジタル音声伝送を実現

コントロールユニット「PM-M550」、ターミナルユニット「PM-T51」、グースネックマイクロホン(ロングタイプ「PM-TA5L」、ショートタイプ「PM-TA5S」の2機種)、および拡張用のジャンクションボックス「PM-X50」により構成。当社独自のフルデジタル音声伝送方式により、低遅延でクリアな音質を実現します。

2.タブレットやPCから簡単に設定・運用が可能

コントロールユニットにUSB無線LANアダプターを挿入することで、タブレットやPCをWi-Fi経由で接続することが可能。ブラウザで簡単にさまざまな機能設定やマイクのON/OFF、録音操作などができます。

3.設置が簡単で、会議スタイルに応じて接続方法も選択可能

コントロールユニットにターミナルユニットをLANケーブル(CAT5e STPケーブル)で接続するだけで簡単に設置ができます。また、ターミナルユニットを順送りで接続する「ストレート接続」、ジャンクションボックスを使用して接続台数を増やす「ジャンクション接続」、ケーブルの断線や一部のターミナルユニットの故障が発生した場合も運用可能な「ループ接続」など、会議スタイルに合わせて接続方法を選択できるので、目的に応じてフレキシブルに運用が可能です。

4.会議運営に合わせて設定可能な4つの発言モード

会議の運営に合わせて「先押し発言」、「後押し発言」、「自動発言」、「発言申請」の4つの発言モードが選択可能。最大10名までの同時発言に対応します。

5.マイク自動点検機能を搭載

各製品の主な特長

1.コントロールユニット「PM-M550」の主な特長

1) 標準で最大80台、ジャンクションボックス使用で最大240台までの接続が可能

4系統の会議ラインを備え、1会議ラインあたり30台まで、トータルでは最大80台のターミナルユニットを接続できます。さらに、ジャンクションボックス「PM-X50」を使用することで、最大240台までターミナルユニットの接続が可能です。

2) SDカードとUSBメモリによる録音機能を搭載

SDスロットとUSBポートを装備し、SDカードとUSBメモリによる同時録音、リレー録音ができます。録音フォーマットはWAV、AAC(ビットレート96/128/198kbps)から選択が可能です。

3) 議場の音声を最適な聞き取りやすさに調整する、デジタルプロセッサーを内蔵

デジタルプロセッサー(ハウリングサプレッサー、ディエッサー※1、ローカットフィルター、パラメトリックイコライザー※2、スペクトラムアナライザー)を搭載。会議の参加者や設置環境に合わせて最適な聞き取りやすさに調整し、明瞭な音声を実現します。

※1:聞き取りづらい「さしすせそ」を調整します。
※2:特定の周波数を増幅・減衰します。

<「PM-M550」>
<「PM-X50」>

2.ターミナルユニット「PM-T51」の主な特長

1) 議案の採決が瞬時にできる投票機能を搭載

ターミナルユニットの3つのボタンは投票機能としても活用可能。それぞれのボタンから賛成・反対・棄却の投票が行えます。

<「PM-T51」>

2) 同時通訳など4チャンネルの切り替えが可能

発言中の音声以外に、同時通訳など4チャンネルの音声を聞くことが可能。チャンネルはターミナルユニットで切り替えられます。


3) 操作性や設置性に配慮したデザインを採用

3.グースネックマイクロホン「PM-TA5L」「PM-TA5S」の主な特長

<「PM-TA5L」「PM-TA5S」>

根元とマイク付け根の2か所がフレキシブルに可動。用途に合わせて選べるロングタイプ「PM-TA5L」とショートタイプ「PM-TA5S」を用意しました。


会議システムソフトウェア「jmee(ジェイミー)」の主な特長

1.カメラ、テロップ、AVスイッチャー、録音・録画機器の制御が可能

タッチパネル上で発言者の議席をタッチするだけで、マイクのオン、カメラによる撮影、発言者のテロップ表示などが自動的に連動。また、会議の残時間を場内モニターに表示する残時間表示機能も搭載しています。

2.当日の進行内容などを事前に登録できる、シナリオモードを搭載

議案や発言者、メッセージなどをシナリオとして事前に登録することで、会議の進行に沿って場内モニターに発言残時間などの登録内容を簡単に表示することができます。

3.事前に周辺機器の動作などを確認できる、システム点検機能を搭載

マイクの自動点検機能にプラスして、システム点検機能を搭載。会議の本番前に、マイクやカメラなどの周辺機器やテロップ表示などが正常に動作をするかを確認することができます。

4.質問者と回答者の映像を二分割表示できる、対面モード機能を搭載

議場で質問者と回答者が一問一答する際などに、1画面に質問者と回答者の映像を二分割表示できる対面モード機能を搭載。

5.カラーユニバーサルデザインの採用

<画面レイアウトイメージ>

色覚の個人差や加齢による色感度の変化など、人によって異なる色の見え方に配慮したより多くの方に使いやすい色使いとデザインを採用しました。


主な仕様

■コントロールユニット
機種名 PM-M550
□入出力端子
会議ライン出力 RJ-45×4
マイク入力 XLR-3-31タイプコネクター×2
集音マイク入力 XLR-3-31タイプコネクター
外部入力 ユーロブロック3ピン×4
録音出力 RCAピンジャック×2分配
アンプ出力 ユーロブロック3ピン×2
外部出力1 ユーロブロック3ピン
外部出力2 ユーロブロック3ピン
外部制御端子 出力×4
ネットワークコネクター RJ-45×2(制御用、拡張用)
制御端子 USB-Aコネクター(背面)
録音端子 SDスロット、USB-Aコネクター
ヘッドホン端子 3.5φミニジャック
□総合部
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電流 2.2A
外形寸法 420mm×88mm×340mm
質量 5.6kg
仕上 黒色塗装(マンセルN1近似)
■ターミナルユニット
機種名 PM-T51
□基本仕様
操作ボタン 発言ボタン、セレクトボタン、-ボタン、+ボタン
表示ランプ 発言表示、投票表示(1/2/3)、7セグメントディスプレイ
モニタースピーカー 最大出力0.1W
□入出力端子
会議ラインコネクター RJ-45(IN/OUT)
マイク入力 XLR5ピン(適合マイク:PM-TA5S、PM-TA5S)
録音出力 3.5φミニジャック
ヘッドホン出力 3.5φミニジャック×2
接点入力 無電圧メーク接点入力
接点出力 オープンコレクター出力
□総合部
電源 コントロールユニット(PM-M550)より受電
外形寸法 126mm×75mm×175mm
質量 0.63kg
全体仕上 黒色塗装(マンセルN1近似)
■グースネックマイクロホン
機種名 PM-TA5L PM-TA5S
□基本仕様
マイクユニット バックエレクトレットコンデンサー型
指向性 単一指向性
周波数特性 100Hz~15,000Hz
S/N 60dB以上
□総合部
電源 ファンタムDC+48V
外形寸法 φ19mm±0.1mm×550mm φ19mm±0.1mm×400mm
質量 0.18kg 0.15kg
仕上 黒色塗装(マンセルN1近似)
■ジャンクションボックス
機種名 PM-X50
□入出力端子
会議ラインコネクター RJ-45×2(幹線IN/OUT)
RJ-45×2(支線)
電源線コネクター ユーロブロック2ピン(+48V、0V 各2個)
□総合部
電源 DC+48V、24mA
外形寸法 125mm×29mm×165mm
質量 0.60kg
全体仕上 亜鉛メッキ処理鋼板
■会議システムソフトウェア「jmee(ジェイミー)」
機種名 TZ-PM5000
□動作環境
オペレーティングシステム Windows 10 Pro(64bit)
CPU Intel Core i5以上
チップセット Intel製チップセット推奨
メモリ 4GB以上
HDD 40GB以上
ディスプレイ解像度 プライマリ:1,920×1,080
セカンダリ:1,920×1,080
ネットワークポート 100BASE-TX以上
必要ポート シリアルポート、USBポート、DisplayPort

<商標について>
●Windowsは米国マイクロソフト社の商標、または登録商標です。
●記載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標、または登録商標です。
●jmeeは株式会社JVCケンウッドの商標、または登録商標です。

お問い合わせ

本件に対するお問い合わせ先

【報道関係窓口】 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
           TEL : 045-444-5310  〒221-0022 221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地
【お客様窓口】   株式会社JVCケンウッド・公共産業システム マーケティング部 プロオーディオグループ
           TEL : 045-443-3064


本資料の内容は報道発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。