DLA‐VS4700/DLA‐VS4600/DLA‐VS4550

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　株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより、業務用プロジェクターの新商品として、D-　ILAプロジェクター「DLA-VS4700」「DLA-VS4600」「DLA-VS4550」の計3モデルを7月中旬より発売^※1します。
　全3モデルにおいて、当社独自技術のネイティブ4K「D-ILA」デバイスとレーザー光源技術「BLU-Escent」（ブルーエシェント）を搭載。光学系をブラッシュアップし、高コントラスト比15,000:1を実現し、高解像で臨場感ある映像表現と低ランニングコストを両立しています。
　上位モデルの「DLA-VS4700」は、「8K/e-shiftテクノロジー」の搭載により、4Kの約4倍となる8K解像度表示に対応。 プラネタリウム、シミュレーションやデザイン用途など、今後ますます需要が高まる高精細の映像表示ニーズに応えます。
※1：本機は受注生産商品です。7月中旬に受注を開始し、10月中旬頃より順次、お届けを予定しています。生産期間はおおよそ3カ月の予定です。

　当社はこれまで、業務用プロジェクターとして独自開発の「D-ILA」デバイスを搭載した8K/4K対応のプロジェクターを市場投入し、その高コントラスト比と高精細映像表示性能により高い評価を得ており、主にプラネタリムやパブリックビューイング、航空機シミュレーションなどの用途で多くの導入実績があります。さらに、2017年6月に発売した「DLA-VS4500」では、当社独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」（ブルーエシェント）を搭載し、高精細かつ動きに強い映像表現力と、長時間使用における高信頼性を両立しました。
　このたび発売する3モデルは、0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスの搭載はそのままに、光学系をブラッシュアップすることで従来モデル「DLA-VS4500」（コントラスト比12,000:1）を超える高コントラスト比15,000:1を実現しました。業務用として必要な機能を継承し、各種シミュレーション等で求められる高精細かつ、動きの早い映像再現を可能にする4K120Hz信号の入力・表示への対応や、長期間の使用における調光作業を軽減する「輝度一定モード」などを搭載しています。
　さらに上位モデルの「DLA-VS4700」では、当社独自技術「8K/e-shiftテクノロジー」の搭載により、8K映像コンテンツの表示に対応。2020年に向けて映像インフラの8K化に伴うコンテンツの高精細化に対応します。また、「DLA-VS4600」は高コントラスト比と従来モデルの1.3倍の明るさとなる4000lmを両立し、より大画面での視聴に対応します。
　当社は、本格化する8K/4Kソリューションの利用に向けて、「D-ILA」デバイスの利点を生かすことができる各種動画シミュレーションやプラネタリム、工業デザインなどの幅広い高精細映像用途向けに業務用プロジェクターのラインアップを拡充し、提案を強化していきます。

1画素を斜めに0.5画素シフトさせることで縦・横方向の解像度が実質2倍となる、当社独自の「8K/e-shiftテクノロジー」を搭載。4K解像度の映像を時間的、空間的にずらし、8K（8192 x 4320）解像度表示を実現します。既存の4K用レンズやビデオカードなどの新調も必要なくそのまま使用することが可能です。

従来モデル「DLA-VS4500」のコンパクトシャーシを継承しつつ、光学系を高輝度仕様に変更することで、明るさは約1.3倍アップの4,000lmを実現。高コントラスト15,000:1との両立により、大画面でさらなる高精細映像が楽しめます。

当社独自の高精細・高密度化技術により、画素ピッチ3.8㎛を実現した0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを搭載。フルハイビジョンの4倍を超える約880万画素(水平4096×垂直2160画素)の高精細表示を実現します。また、垂直配向技術や平坦化技術により、光の散乱や回析などの異常光を抑えることで高コントラストも実現。狭ピッチ画素プロセスにより大画面でも格子が見えにくく、4Kネイティブならではのなめらか、かつ高精細な映像表現が可能です。

光源にブルーレーザーダイオードを採用した当社独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」（ブルーエシェント）を採用。3,000lmの高輝度^※2と約20,000時間^※3の長寿命を両立します。蛍光体を固定式とし、無機蛍光材料を使用することで経年劣化を抑えるとともに、回転式と異なりモーターなども搭載する必要がないため高い信頼性を実現します。また、複数のレーザーダイオードを用いた光源は、ランプのように突然消灯するリスクも少なく業務用途として最適です。
※2：　「DLA-VS4600」は、4,000lm。
※3：輝度が半減するまでの時間の目安であり、使用環境や使用状況により異なります。

＜投影時間における明るさ減衰イメージ＞
＊使用環境や使用状況により異なります。

プロジェクター内部に設けた専用センサーにより、光源の明るさを一定に保つ「輝度一定モード」を搭載。業務用途として長期間にわたる使用においても調光作業を低減します。さらに、調光は明るさを25%～100% までの間において、125段階に細かく調整が可能。「輝度一定モード」と組み合わせて一定の明るさを保った視聴ができるだけでなく、複数画面のマルチプロジェクション利用時にはプロジェクターの明るさの個体差を正確に調整できます。

当社独自の「D-ILA」デバイスと光学エンジンを組み合わせ、さらにレーザー出力を可変制御することで高いダイナミックコントラストを実現。“引き締まった黒”により、星空や夜景などをリアルに再現します。また、レーザー光源と新カラーフィルターを採用した光学エンジンにより、BT.709カバー率100%の広色域を実現し、鮮やかな映像を通した色調確認や各種デザインなど、忠実な色再現が可能です。

動きの速い4K映像も1秒間に120コマで表示でき、なめらかに再生します。また、映像信号の低遅延にも対応し、各種シミュレーションなど映像の追従性が求められる用途でも使用が可能です。

＜60Hz表示イメージ＞

＜120Hz表示イメージ＞

電動レンズシフトユニット「PK-MLS01」（別売オプション）を使用すれば、最大上下±100%、左右±40%のレンズシフトを可能^※4にし、設置時の自由度が大幅に向上します。
※4：ズームレンズ「GL-MZ4014SZ」装着時。

＜設置自由度イメージ＞

レーザー光源の採用により、プロジェクターを水平以外でも設置可能。ポートレートモード（縦長の映像表示）にも対応し、プロジェクターを縦向きに設置できるほか、本体を傾けて設置して天井や床などへの投射も可能です。

＜マルチプロジェクション各種機能イメージ＞

2台以上の複数画面表示時に最適な各種画像処理を適応するマルチプロジェクション機能を搭載しています。

• 「エッジブレンディング」機能
  画面のつなぎ目を重ね合わせ、輝度をコントロール。画面の境界を感じさせない、自然で一体感のあるマルチスクリーン投写を実現。
• 「カラーマッチング」機能
  キャリブレーションソフトウェア（別売オプション）を用いることで、各プロジェクター間の色再現領域の微妙なバラツキを補正。
• 「ディストーション補正」機能
  微妙な位置ズレを補正し、表示コンテンツの品位を向上。

• 黒挿入効果による動画ブレを改善するClear Motion Driveと、映像の動きに応じて「D-ILA」デバイスの駆動を最適化するMotion Enhanceを搭載。当社独自の２つの独自残像低減技術により、動きのある映像を滑らかに再現。
• 4K信号も12ビット処理が可能なDisplay Portを4系統搭載。
• パソコンで作られた4K立体映像を最適に表示する3D Setting機能を搭載。
• 6軸調整カラーマネージメント機能を搭載し、微妙な色合いの調整が可能。
• 1/16画素単位で微妙な調整が可能なPixel Adjust機能を搭載。
• モーションベースに対応した堅牢なシャーシデザインを採用。
• さまざまな設置環境に対応する後面吸気・前面排気を採用。
• ちりやほこりの侵入を低減する高性能フィルターを搭載。

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