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映像活用セミナーレポート20101106_13

映像活用セミナーレポート

2010年11月6日(土)、13日(土)の2日間にわたり、JVCケンウッド丸の内ショールームにて、学校・教育現場での映像制作の活性化とメディア・リテラシー教育の支援をめざし、映像活用セミナーを開催しました。学生が制作した映像作品の視聴と講師による作品解説を中心に、各回とも教育関係者を中心に30名が集まり、熱気あふれるセミナーになりました。


第1回映像活用セミナー(2010年11月6日実施)

講師:五嶋正治氏
(東海大学文学部広報メディア学科准教授)
国際理解と異文化交流について
メディア・リテラシーの観点から講演

講演内容

■教育現場での映像制作教育
①映像制作という教育実践の世界と日本の潮流
②アムステルダムでのワンミニッツ映像祭で入賞、招聘
③日本ユニセフ協会学校事業部とのプロジェクト    
④ 1分間ビデオ作品(One Minute Video)制作という授業

■メディア・スタディーズ・プロダクション
①プリ・プロダクション(発想、企画、絵コンテ)
②プロダクション(撮影)
③ポスト・プロダクション(編集、仕上げ)
④ビューイング(視聴、評価)

■参加者の声
・高校で情報の講師をしています。動画作成の授業をしており、大変参考になりました。
・教育現場における映像の学び方の実践例が聴けて、勉強になった。
・制作風景やワークショップの映像を交えていて分かりやすかった。
・映像の持つ力と作る過程で得られる教育的効果が理解できた。
・作品を創ることがメディア教育にどのよう役立つか理解できていなかったが、セミナーに参加してクリアになった。
・勤務校の部活動で映像制作をしています。感動を呼ぶ映像作品に共感しました。今日学んだことを活かしたいていきたい。
・制作現場で働いてきたが、その経験を子どもたちの成長に活かせないかと考えていて、このセミナーは今後のためにとても役にたった。
・映像制作を通して、学生たちが様々なことにチャレンジをして、成長していく話が参考になった。
・学校現場でのビデオカメラの活用事例や実践紹介を今後も継続してほしい。


第2回映像活用セミナー(2010年11月13日実施)

講師:松野良一氏
(中央大学総合政策部教授)
映像制作実践の現場で分かった
能力開発について事例で解説

講演内容

■映像(番組)制作における能力開発
  「映像制作」のプロセスに能力開発プログラムが内包       

■映像制作の能力開発方法(例)
①プロモーション・ビデオを作る
②『子ども放送局』プロジェクト
③『多摩探検』プロジェクト     
→Think Global, Act Local(ミクロの中からマクロを見る)
→クローズドな大学空間から町に出て人とのコミュニケーション
       
■番組制作活動で開発される能力
①メディア・リテラシーの向上
②感性の向上(ニュースセンス、地域の感心、好奇心)
③集団作業を円滑に進める能力(協調性)
④コミュニケーション能力
 (挨拶、敬語、社会的スキル、交渉能力、多種多様な人との会話)
⑤積極性、精神力に関する能力(締め切り、放送法)

■参加者の声
・映像の可能性の大きさに驚きました。これに取り組む学生の意欲にも感動しました。 公開する作品に対しては、十分責任ある制作姿勢が必要と感じました。
・映像を通して人間と向き合うという体験はとても貴重だと思いました。今後もこのようなセミナーを続けていってほしいと思います。
・教育現場で映像にまつわる教育の違いについて興味がわきました。
・具体的な映像教育の事例と地域社会の発見。大変参考になりました。
・かなり専門的な人が参加していたようなので、もっとディスカッションの時間をとって欲しかった。
・目的を持って参加している人ばかりなので、終わったあとに交流会が出来ればいいと思う。
・地域や学校とのつながる仕組みづくりなど、地域貢献的な事業を期待してます。


主催:日本ビクター株式会社 ビジネス・ソリューション事業部