日常的に目にするLIVE中継は通常、専用回線や機材をシステム化した大規模設備を伴う放送形態です。GY-HM660はインターネット回線への接続を簡単・便利に行えるUSBインターフェースとストリーミング機能を備えています。その際のシステムは、カメラ本体とインターネット接続アダプターというシンプルシステム。報道現場での取材をインターネット経由でスタジオと結び、ONAIRすることで視聴者が知りたい“今”の情報をリアルに伝えることが可能です。
また、中継の裏側では、コントロールルームからロケ先のカメラマンに対し、ディレクターやプロデューサーが求めたい被写体や構図をダイレクトに指示・連絡したいときに、ネットワーク経由で音声を受信できるIP伝送リターンオーディオ(IFB)機能が力を発揮します。
IP伝送リターンオーディオ機能(IFB)
ネットワーク経由で音声を受信できるIP伝送リターンオーディオ(IFB)に対応しています。
これによりスタジオやコントロールルームからロケ先のカメラマンにダイレクトに指示が可能となり、ディレクターやプロデューサーが意図する被写体や構図が撮影できます。
*IFB機能のご利用には、ネットワークに音声を配信するための、IPオーディオエンコーダー、マイクアンプ、マイクなどの機器が別途必要です。
スマートフォン、タブレット端末などの各種モバイル端末からカメラ映像を確認しながらリモート操作ができます。
サーキット内の立ち入り制限に設置したカメラを遠隔操作で迫力あるレースシーンを撮影することも可能です。
※REC、PAUSE、ズーム及びアイリス、フォーカス調整などのカメラ操作及び設定が可能。
放送局やCATV局で普及しているMXFファイル(35Mbps、25Mbps)での記録に対応しています。素材の管理から編集、送出、アーカイブまで、効率的な運用を実現するためのMXFファイルには、ネットワーク経由で取得した「プランニングデータ」や映像・音声にスマートフォン等で入力した「テキストデータ」を添付することができます。
また、ハプニングの現場レポートやピットでの生インタビューなど、撮影した映像を今すぐONAIRしたいという時に、『FTPクライアント機能』を活用し、FTPサーバーへ簡単に映像クリップを送信できます。さらに、カメラ本体のトリミング機能を使えば、パソコンを使用せずに撮影した映像クリップの送信したい部分だけを切り取り送信することにより、編集作業の短縮が図れます。