ヘッドホン・イヤホン

空音 x HA-XC91T/HA-XC51T
スペシャル・インタビュー

Q1 こんにちは。空音さんは高校生で1st EPをリリースされ、今年20歳になられましたが、どんな少年でしたか?


(空音)僕は、無邪気なわけでも根暗なわけでもなく、積極的にクラスの中心に入るタイプでもなく、中間層な少年だったかなと思います。楽しい時は楽しくしていましたが、別に楽しくない時はそれを出していたと思うし。気持ちの抑揚が激しいところがあったかなぁと思いますね。小、中、高校もそんな感じで、今も自分の気持ちに素直な部分は一緒ですね。


Q2 ラッパーになることが夢でしたか? 今はどんなアーティストを目指していますか?


(空音)いや、正直“ラッパーになること”をはっきりと夢として描いてはいなかったです。好きなことをできたらいいなと思っていたら、ラッパーという選択肢があったというか、成り行きでそうなったという感じですね。
自分が音楽にすごく助けられてきたので、今は自分がその立場になれればというか。僕の音楽で若い子が頑張れるようなアーティストになりたいなぁと思いますね。


Q3 20歳になっていかがですか? 意識の変化や、気にするようになったことなどはありますか?


(空音)自分がなろうと思っていた大人の理想には近いかなとは思っています。楽しいこともできているし。嫌なことでお金を稼いで生活したくなかったので、自分のやりたいことをやっているっていう面では、満足できている20歳になれたなという感じです。
気にするようになったことはあんまりないかもしれないですね。逆に周りの目は気にしなくなりましたね。


Q4 最近の活動状況と今後の予定を教えてください。


(空音)6月23日にEP『Alcoholic club』を配信リリースしました。20歳一発目の作品で、ひとつのストーリーがあって、それを楽しみながら聴けると思います。もともと若い子、ライトなユーザーにも聴きやすいような曲を作っていたんですが、今回の作品はお酒好きな人や、年齢層が高めの方にも楽しんでもらえるようになったのかなぁと思っていて。自分なりにも挑戦した作品なので、成長も楽しんでもらえたらなと思います。
あとはツアーが始まるので、今はそこへの意気込みが一番ですね。今回、曲数が多いので・・・・・・ツアーをやっていなかった作品と『Alcoholic club』も引っ提げた形になるので、じっくりリハーサルをして作っていきたいなと思っています。自分が一番やりたい、お客さんもパンパンに入って、みたいな理想的なライヴは、今の状況的にまだできないので難しいですけど、できる限りお客さんを入れたいし、その上でできる一番いいパフォーマンスをしたい。今回は美術とか装飾も入ったりするんですよ。僕の身内の人にお願いしていて。フロアを動いたりできない分、視覚的に楽しくなる要素をもっと増やしたいなと思っていて、そこをまず頑張りたいですね。お客さんが会場に入る段階から楽しめるものができたらいいなと思ってます。


Q5 普段はどんな音楽を聴いていますか?


(空音)ジャンルとか国内海外、男女問わずに聴いてますね。日常的に絶対聴いてるのは、亡くなった方なんですけど、日本のNujabes(ヌジャベス)っていうビートメイカーの人。その人の音楽はいつでも聴けるというか。生活の中のどの情景にもあるような、そういう音なので、日常的に聴いてますね。そのとき聴きたいって選ぶアーティストはわりと場所によって変わります、移動中とか、散歩中とか。ヒップホップをずっと聴いてるというわけじゃなくて、クリープハイプ、サカナクションとかバンドもよく聴いてます。女性アーティストも好きです。海外だと、アン・マリーが好きで。あとはビリー・アイリッシュ、ドージャ・キャットとかですかね。


Q6 普段はどんなイヤホンやヘッドホンを使っていますか?


(空音)ノイズキャンセリングは自分の中で必須で。僕、音楽が一番のプライベートだと思ってるんで。自分の世界に没頭したいときに、周りの生活音とか環境音が入ってきて邪魔されるのが嫌なので、ノイズキャンセリングがあるワイヤレスイヤホンを使ってますね。基本的に音量最大で聴くんで、爆音ですね(笑)。


Q7 今回試聴していただいた、JVCの重低音モデル「XXシリーズ」。まず、大口径でノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「HA-XC91T」について、お聞かせください。


(空音)僕が一番大事にしてるノイズキャンセリングがあるっていうのが、まずすごくいいなぁと。あと、他のやつだとたまに低音が痛かったりする時もあるんですよ。しんどいくらい低音が効きすぎてるのもあるんですけど、これは低音が痛いという印象はなくて、それが良かったです。重低音っていう面では、楽器でいうとスネア、ハイハット、ちょっと高いシンバルとかそういう音がすごく気持ち良く聴こえて、バランスが取れててめっちゃいいなと思いました。付け心地もめっちゃ良かったです。僕はシンプルな色、白なら真っ白とかが好きなんですけど、イヤホンとかヘッドホンってアクセサリーにもなるんで、この「HA-XC91T」は、外枠に赤い丸が入ってるのがかわいいなと思いましたね。クールやし、そういうのがすごくいいなと思いました。


Q8 次に、「XXシリーズ」のカジュアルモデル「HA-XC51T」については? どんな曲が合うと思いますか?


(空音)1万円ぐらいなんですよね? 安いですよね。普通に日常的に音楽を聴きたい人が手を出しやすい、音楽をやっている学生とかにすごくいいのかなと思いましたね。軽音楽部の子とか、音楽好きで、いいのを買いたいけど他社のやつだとちょっと高いかなと思う人には、すごくいい音質だと思う。
ヒップホップを聴くのにとてもいいなと思いましたね。重低音がすごく効いてるから、すぐに自分の世界に入りやすい。重低音って生活にない音なんで、それがパッと聴いた瞬間にわかるのは、この製品の一番いいところなんかなって。バンドサウンドも良さそうですね。


Q9 空音さんにとって、イヤホン・ヘッドホンの存在・役割は?


(空音)本当に、無人島に何か5つ持って行けるんやったら、イヤホンは絶対持って行きますね(笑)。充電器はいらないから、聴ける分だけ音楽聴いときたいなって。なんか、宝物とかでもなくて、体の一部みたいな感じです。ずっとどこに行くにも付けてるんで。高校の頃は、授業中に片方だけワイヤレスのイヤホンして音楽聴いている時もありました。


Q10 最後に、音楽ファンのみなさんに音楽の楽しみ方やイヤホンの選び方についてメッセージをお願いします。


(空音)僕は、イヤホンはお金かけてもめっちゃいいものを持っている方がいいなと思っていて。生活の中で、僕はもう音楽が絶対必須というか、当たり前みたいな感じなんで。絶対にいいものを選びたいですね。
さっきも言いましたけど、場所によって聴く音楽を変えたりしていて。例えば、夜ドライブに行くとき、散歩するとき、ライヴ会場に向かうとき、とかでプレイリストを作って聴き分けていて、そういう音楽の楽しみ方もいいんじゃないかなと思います。場所問わず聴ける音楽もいいと思うんですけど、その曲のタイトルやコンセプト、音のテーマとかに合った場所に自分から出向いて聴いてみるのも楽しいんじゃないかなって思いますね。
この新しいEP『Alcoholic club』は全体的にいつ聴いても楽しい曲が入っているので、そういう意味ではいつでも聴いてほしいですね。ワクワクすることの前でも、緊張することの前でも、僕の曲を聴いて力や元気をつけてもらえたらなと思ってます。

空音さん、ありがとうございました!


photographer : 木村篤史
cooperation:B-PASS
B-PASS8月号(6/25発売)に空音インタビュー掲載中

ARTIST CHOICE

HA-XC91T

静寂の中で響く重低音

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ARTIST

空音

そらね。'01年生まれ、兵庫県尼崎市出身。'19年7月、高校生の時に発表した1st EP『Mr.mind』が注目を集め、同年12月には1stアルバム『Fantasy club』を配信リリース。その後も'20年6月に2ndアルバム『19FACT』を、'20年12月に3rdアルバム『TREASURE BOX』を立て続けにリリース。7月より「空音- TREASURE BOX TOUR-振替公演」を開催予定。

 

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Alcoholic club

2021.06.23 Digital Release