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ハウジング。スピーカーでいえばキャビネットに相当し、音質を左右する重要なパーツです。しかしながらヘッドホンに関していえば、マウント方法がそうであったように深く追求されてこなかったようにも思えます。そのハウジングには無垢の天然木を使うこと。HP-DX1000開発にあたって私たちが最初に決めたことです。木だけが持つ、音の自然な減衰特性や余韻について、ここで言葉を重ねる必要はないはずです。ポイントは「どの木を用いるか」ということ。一般論として、メイプルやウォルナット等の密度の高い木材がスピーカーキャビネットや楽器の材料に適しているといわれていますが、一方でヘッドホンには長時間のリスニングにも人を疲れさせない「軽さ」が求められます。
響きが良く、経年変化に優れ、ダイレクトマウントにも充分耐えうる剛性を有することはもちろん、長時間のリスニングにも耐えられる重量であること。私たちは理想のハウジング材を求め歩き、検証を重ね、そしてとうとう見つけたのです。ラジアタパイン。無垢の天然木が有する音響的資質とヘッドホンとして求められる機能が、最大限に発揮されるポジションにそれはありました。HP-DX1000/DX700のハウジングに、これ以上ない素材として選定しています。雑味のない自然な音の広がりやクリアな余韻は、聴く人の心へ優しく響き、ゆたかな音場を再現します。
■ 美しさに強さを。ウレタン塗装仕上げ。
ハウジングはウレタン塗装で仕上げを施しています。木目の美しさを引き出していることはもとより、経年変化にもさらに強くなっています。
■ 質感と軽量化を兼ね備える新素材を随所に採用。
ハンガーやスライダー等金属部分には軽量化はもちろん質感にもこだわってマグネシウムやジュラルミンを採用しています。 |
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