これ以上はないと思われるほどの極めた、その先への挑戦。
叶えたのは、繊細な空気の動きまでも感じられる、新たなリアル。
生きた音だけが持つ感動を求め、「木」にこだわり続けること。原音探究を貫くこと。
それは、ウッドコーンに、新たな無限を与えた。
国内最高峰の設備・技術およびエンジニアを備えるビクタースタジオは、アーティストの想いまでも録り込んだ「オリジナルマスター」を創る、いわば原音の中枢です。EX-HR11は、音楽が生まれる場所で録音・再生を行っているスタジオエンジニアとJVCのオーディオエンジニア達が一切の妥協なく追い求めた「音」の結晶。「原音探究」の理念を共にし、想いを分かち合うグループ企業のシナジーが生んだ渾身のオーディオです。
小型でも高効率かつ高精度な信号増幅を可能とする高音質デジタルアンプNew「DEUS」を採用。デジタルとアナログのフィードバックを組み合わせたハイブリッドフィードバックにより、電源変動による影響を抑制、広帯域再生を実現することで、S/N 比やひずみ率、高域の再生特性を改善、マスターサウンドの音楽情報がもつ、繊細な響きや余韻などの音楽表現も忠実に再現します。
“スタジオで演奏・収録される楽曲のクオリティをそのままに再現したい” 。この想いを実現するために当社独自のデジタル高音質化技術「K2テクノロジー」を採用しました。
進化したNew「K2テクノロジー」は、音楽コンテンツのフォーマットに応じて自動的に最適な“ビット拡張”、“帯域拡張”、“波形補正”の処理を実施。いつも聴いているお持ちのCDなどの楽曲がスタジオマスタークオリティのサウンドで楽しめます。
スピーカーは楽器でありたい。その想いから生まれた木の振動板の原点であるフルレンジウッドコーン。EX-HR11ではその豊かな音場空間をより拡大させるため、音の伝搬速度を向上させる異方性振動板を採用。縦・横方向にバランスをとりながら木のシートを装着することで、ワイドな音の広がりと解像度の向上を実現しました。
磁気回路後部には絶大な効果が実証済みのウッドブロックを装着。更なる検証結果に基づいて大型新形状と新素材レッドオーク材を採用し、取り付け位置もダクトからの不要高域成分を制御する最適な位置を1mm刻みで調整して決定しました。
サイズを超えた音の響きや広い空間表現をめざし、キャビネットは響きのよいチェリーの無垢材。内部には楽器のように響棒や竹響板を木目方向まで考えて配置することで響きをコントロールし、豊かな音空間と重心の低い低音再生によるスケール感を向上。響棒のスプルース材には熟成処理を施し、より豊かな空間表現を実現しました。
音の伝わり方が速くボイスコイルボビンとしても理想的な"木"を薄さ80μに削り出して加工。音の伝達ロスを抑え、解像度を飛躍的に高めました。
磁気回路にはアルミショートリングや銅キャップを採用し音の歪みを抑制。加えて、センターキャップ内に発生する音を処理するために、ポールピース上部へメイプル吸音材を装着。その繊維方向までこだわる徹底ぶりがウッドコーンならではのクリアで繊細なサウンドを音場豊かに再生します。
また吸音材にはメイプル材のチップを使用することで楽器の音色を際立たせることを可能としました。
ガタツキを防ぐためセンター部底面には真鍮無垢削り出しインシュレーターを用いた3点支持構造を使用。ボトムシャーシには厚さ9mmのアークベースを、両サイドにはサイドウッドを装着して剛性を上げながら振動を吸収し質感のある低音再生と音楽表現力をアップさせた他、共振を防ぐため各パーツをつなぐネジやワッシャの素材に吟味した異種金属を組み合わせるなど、こだわり抜いた作りです。
スピーカーターミナル部には、接触抵抗を極力小さくするためにダブルナット構造を採用。鮮度の高いエネルギッシュな音を実現します。
フロントのUSBでiPod/iPhoneやMP3などの圧縮音源もウッドコーンとK2テクノロジー技術により驚くほどの高音質でお楽しみいただけます。
192kHz/24bit対応のデジタル入力端子(光x1、同軸x1)を装備。外部の対応機に繋げばハイレゾ音源もハイクオリティのままデジタル接続で楽しめます。