Everio Rの液晶モニターを開き、電源を入れます。この時に、撮影モードになっていることを確認してください。次にBDドライブをEverio Rにつなげます。Everio R後部のカバーを開いたら、その中のUSB端子にケーブルを挿し込みます。

USBケーブルでつなげると、Everio Rの液晶モニターに「動画バックアップ」と表示されます。なにもしなくても、Everio Rが勝手に「あっ、あなたは今、動画を保存したいんですね。了解しました！」と、分かってくれるんです。

Everio R内のすべての動画をBDに保存する場合は「まとめて作成」を選びます。「バックアップ対象」を選ぶように指示されたら「内蔵メモリー」を選択し、「すべてのシーン」をタップしていきましょう。あとは「作成する」を選べば、Everio Rから直接、BDに保存してくれます。

もし、撮った動画の中から、いくつかの動画を選んで保存したい場合は、「選んで作成」することもできます。その場合は、「シーンから選ぶ」画面へ進み、表示された動画のサムネイルの中から、BDに保存したい動画を選んでください。

BDへの保存には、少々時間がかかります。今回は計50分前後（94ファイル）の動画を保存するのに、40分ほどかかりました。とは言っても、その間にほかのことをしていても大丈夫です。BDドライブの前で、ジーッと待っている必要はないので、実際には知らないうちにBDができていますよ。

Everio Rの特徴は、BDでもHDDでもスマートフォンでも、直接、動画を送れることです。特にBDやHDDは、一般的にはパソコンが必要だと思われがちですが、Everio Rであれば不要です。ケーブルで直接つなげて、Everio Rの液晶モニターをタッチ操作していくだけで、簡単に保存できてしまいます。

例えば、家族でおじいちゃんおばあちゃんの家へ行き、Everio Rで動画をいっぱい撮ったとしましょう。BDドライブを一緒に持っていけば、子どもの動画を保存したBDをその場で作って、おじいちゃんおばあちゃんへプレゼントできるんです。

BDなら、スマートフォンやパソコンの操作が苦手な方でも、BDレコーダー（またはプレーヤー）に入れて、テレビで再生するだけです。おじいちゃんおばあちゃんも、きっと喜んでくれるはずですよ。

それともう一つ。保存方法としては、クラウドサービスに残す以外であれば、BDに残しておくのが、パソコンやBDレコーダーの（HDDの）中に保存するよりも安全なんです。なぜなら、パソコンやBDレコーダーは、いつか使わなくなるか故障する時期が来ます。そうなると、動画データを取り出すのが難しくなります。そうしたバックアップという意味でも、最後にはBDに残す、というのを心がけるといいですよ。