2004年6月17日 報道発表
2004年6月22日 一部修正

デジタルハイビジョン放送の高精細映像とサラウンド音声をそのまま記録※1できる

デジタルハイビジョンビデオ「HM-DHX2」

〜業界初!ハイビジョンレコーダー※1に「HDMI端子※2」を装備〜

DIGITAL Hi-Vision Video D VHS HDMI D THEATER




HM-DHX2

写真は、デジタルハイビジョンビデオ「HM-DHX2」です。

製品情報ページへ


 日本ビクター(株)は、デジタルハイビジョン放送の高精細映像とサラウンド音声を、そのままのクオリティで録画できるデジタルハイビジョンビデオ「HM-DHX2」を発売します。本機は、デジタルハイビジョン関連機器の多様化に対応し、ハイビジョンレコーダー※1として業界で初めて「HDMI端子※2」を装備。劣化のない非圧縮デジタル信号伝送で高精細映像と音声が楽しめます。



品名 型名 希望小売価格(税込) 発売時期 月産台数
デジタルハイビジョンビデオ HM-DHX2 オープン価格 9月上旬 1,000台



<主な特長>
1.ハイビジョン映像を非圧縮デジタル信号で出力する「HDMI端子※2」装備
非圧縮デジタル信号でダイレクト接続ができ、劣化のない高精細映像と音声が楽しめる「HDMI 端子※2」を装備。映像だけでなく記録したデジタル音声信号もそのまま出力できます。
D-VHS HSモードは、デジタルハイビジョン放送を1本のテープに最大約4時間※3の録画※1が可能です。

2.映像の入力から出力まで高画質にこだわった「スーパーMPEG-2プロセッサー」搭載
アナログ映像においては、3次元Y/C分離回路、入力TBC、フレームシンクロナイザー、モーションアクティブノイズリダクションなどにより、映像のデジタル圧縮時における阻害要因を大幅に低減。高圧縮率記録時の高画質化を図るとともに、再生時においては、モーションアクティブプログレッシブにより、高度な動き予測から補間信号を生成し、高精度なプログレッシブ変換を実現。より安定した高画質映像を楽しめます。

3.アナログ放送を長時間高画質でデジタル録画が可能
HSモード(SD用途):転送レート28.2Mbps /最長録画時間約4時間※3
現行SD 放送(525i)用としては家庭用ビデオ最大の転送レート15Mbpsで映像を、音声は48kHz/16bitの非圧縮PCM音声で記録するので、プロ用機材なみの高画質・高音質を楽しめます。
STDモード:転送レート14.1Mbps /最長録画時間約8時間※3
水平解像度500本&PCM音声のクオリティのままで最長約8時間の録画が可能。また、DVデコーダーを搭載しているので、デジタルビデオカメラで録画したDV方式の映像をi.LINK接続により手軽にデジタルダビングができます。(DV信号の入力中はプログレッシブ変換はできません)
LS3モード:転送レート4.7Mbps /最長録画時間約24時間※3
DVDレコーダーの2時間記録(SP)モードと同等の画質※4で最長約24時間※3録画が可能。
※1: i.LINK付デジタルハイビジョンチューナー/テレビ/ホームターミナルが別途必要です。 
※2: HDMI(High-Definition Multimedia Interface):次世代デジタルオーディオ/ビデオインターフェース規格。対応機器とケーブル1本の接続で、劣化のない非圧縮デジタル映像とマルチチャンネル音声の伝送が可能です。著作権を保護された番組の伝送には、HDCP(High-baudwidth Digital Content Protection)に対応が必要です。
※3: D-VHS記録時間はいずれもDF-480テープ使用時。
※4: 当社比。


トップに戻る



<企画意図>
 BSデジタル放送の普及世帯数はCATV経由の視聴を含め、5月末現在で約580万世帯と発表されており(社団法人BSデジタル放送推進協会)、プラズマテレビや液晶テレビなどの大型ディスプレイで高画質を楽しむユーザーが増加しています。また、今年4月の著作権保護技術導入により、人気の大作映画やコンサート中継といった放送コンテンツの充実が期待されています。 
 当社は、このデジタルハイビジョン放送をそのままの高精細・高音質で録画でき、いつでも好きな時に楽しめるD-VHS(HSモード)ビデオを2001年から発売しています。そして今回、デジタルホームシアターの普及にあわせ、業界で初めてリアルハイビジョン出力に対応した「HDMI端子」を採用し、信号劣化のないデジタル接続で、まるで劇場にいるかのような臨場感で高精細映像とサラウンド音声が楽しめるデジタルハイビジョンビデオ「HM-DHX2」を企画しました。


<その他の特長>

(1) 高精細ハイビジョン映画ソフト規格である「D-Theater」に対応
「D-Theater」は、D-VHS 規格をベースとし、高精細画質のハイビジョン映像と高音質サラウンド音声を備えたパッケージソフトを実現する著作権保護を中心とした規格です。(日本では未発売)
(2) S-VHS・VHSも3次元Y/C分離やTBC、プログレッシブ変換で高画質録画再生を実現。また、VHSのHGテープにS-VHS画質で録画できるS-VHS ETを搭載。
(3) D1/D2/D3/D4映像端子対応GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)画面表示搭載。さらに、メニュー設定、ビデオナビゲーション画面、またD-VHSのハイビジョン映像やVHS映像も、テレビの入力切換をアナログ/デジタルで選び直すことなく、「HDMI端子」や「D端子」で見ることができます。プラズマテレビへは「D端子」、プロジェクターには「HDMI端子」というように、同時に接続することも可能です。
(4) DV入力、MPEG-TS入出力対応のi.LINK(IEEE1394-4pin S400)端子を前面と背面に搭載し、手軽にHDV方式ハイビジョンビデオカメラからのダビングや、デジタルテレビ/チューナーからの予約録画ができます。
(5) 別売りのハイビジョンテレビ/チューナーとのi.LINK接続による電子番組表(EPG)を利用した簡単予約録画と、番組名を自動で取り込めるビデオナビゲーションを搭載。アナログ番組には「かな漢字変換」での日本語タイトル入力が可能。
(6) 長時間ハイビジョン番組を途中から録画できるよう、i.LINK入力を手動外部入力予約のひとつとして設定できます。(別売りのテレビ/チューナー側の予約が必要)
(7) 米国式本格ホームシアターのRS-232Cによる集中コントロールに接続可能な「JLIP端子」装備。
(8) デジタル放送録画時にHS/STDモードを自動で選択する「オート録画スピード」搭載。HS/STD/LS3の3つの録画スピードに対応。


トップに戻る


<主な仕様>

D-VHS記録部 VHS記録部
録画・録音方式 D-VHS MPEG-2 HS/STD/LS3 モード規格 S-VHS 方式
受信チャンネル VHF:1 ch 〜 12 ch、UHF:13 ch 〜 62 ch、CATV:C13(63 ch)〜 C63(113 ch)
(デジタル録画は別売デジタルチューナー及び内蔵テレビとi.LINK 接続)
使用カセット D-VHS、S-VHS、VHS カセット(D-VHS 記録にはD-VHS カセットが必要)
最大録画再生時間 HS モード:約4 時間(「DF-480A」テープ使用時)
STD モード:約8 時間(「DF-480A」テープ使用時)
LS3 モード:約24 時間(「DF-480A」テープ使用時)
標準モード:約3 時間30 分
(ST-210 テープ使用時)
3倍 モード:約10 時間30 分
(ST-210 テープ使用時)
 
予約プログラム数 1 年間24 プログラム(デジタル番組のEPG 予約数は、ハイビジョンテレビ・チューナーの仕様による)
入出力端子 入力 S 端子× 3、映像× 3、音声× 3(前面入力含む)
出力 S 端子× 2、映像× 2、音声× 2、D1 / D2 / D3 / D4 映像× 1、
HDMI 出力(19 ピン・HDCP 対応、ハイビジョン映像対応、音声2CH PCM/ 5.1CH STREAM 対応)× 1
コンポーネント映像出力(3 ピン)×1、
光デジタル音声出力(AAC、PCM、ドルビーデジタル、DTS ストリーム)× 1
入出力 i.LINK:4 ピン× 2(MPEG2-TS 入出力/ DV 入力兼用 前/後)
アンテナ入出力端子× 1、JLIP 端子(RS-232C 接続用)× 1、AV コンピュリンク× 1
テープ巻戻し時間 約65 秒(T-120、DF-240 使用時)
外形寸法 (幅)435mm ×(高さ)96mm ×(奥行)376mm
本体質量 約5.1 kg
消費電力 32 W(動作時)
時計表示点灯時 待機時消費電力 13.5 W
時計表示消灯時 待機時消費電力 3.2 W
リモコンコード A/B/C/D コード対応
リモコン テレビ・デジタルチューナーマルチブランド設計「液晶G コードリモコン」
i.LINK はSONY(株)の商標です。
Dolby, ドルビーデジタルおよびダブルD記号は、ドルビーラボラトリーズの商標です。
DTS はデジタル・シアター・システムズ社の商標です。
本機は「D-Theater」の「Region2」仕様です。「Region2」または「ALL Region」と表示された「D-Theater」ソフトの再生が可能です。米国で発売中の「Region1」ソフトは再生できません。
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)とHDMIロゴ「HDMI」は、HDMI Licensing, LLCの商標です。



トップに戻る



※:このページの内容は、報道発表日時点の情報です。その後、内容に変更が生じる可能性があります。
  また、ご覧になった時点で、生産・販売が終了している場合がありますので、あらかじめご了承願います



商品に対するお問い合わせ先

日本ビクター(株) お客様ご相談センター フリーダイヤル 0120-2828-17
携帯電話・PHSなどからのご利用は 03-5684-9311


(c)Copyright 2004 VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED All Rights Reserved.