2004年9月13日 報道発表

当社独自の音響テクノロジーで音楽の中心となるファンダメンタル(基音)帯域をカバー

スピーカーシステム「SX-L77」

〜 18cmメタルオブリコーン採用のメインウーハー&ボトムウーハー搭載〜



SX-L77

スピーカーシステム「SX-L77」

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 日本ビクター(株)は、独自の音響テクノロジーと木工技術を投入し、音質はもちろんキャビネットにもさらなる磨きをかけ、高品位な音楽表現を追及したスピーカーシステム「SX-L77」を発売します。



品名 型名 希望小売価格(税込) 発売時期
スピーカーシステム SX-L77 299,250 円(1 本) 12月上旬



<主な特長>
1.18cmメタルオブリコーン採用のメインウーハー&ボトムウーハー搭載
中低音と低音の帯域再生に最適な設計を施した、新開発の専用ユニット採用の2つのウーハーを上下に配置しました。
両ウーハーとも駆動点をオフセットすることにより音質阻害要因を低減させる当社独自のダイナミックバランスド・オブリコーン方式※1の口径18cmの純金プレーティング・メタルオブリコーン振動板を採用。
ウーハーは磁束密度0.9T(テスラ※2)、総磁束1.74×10-3Wb(ウェーバー※3)の内磁型アルニコ磁気回路と口径50mmのボイスコイルで強力に駆動。ファンダメンタル(基音)帯域を重視した設計により、高密度感・躍動感を余すことなく再現します。
ボトムウーハーは磁束密度1.1T、総磁束0.825×10-3Wbの内磁型アルニコ磁気回路で駆動。おもに170Hz以下の低音域で、豊かで躍動感あふれる低音を再現します。

2.2つのメタルオブリコーンウーハーによるスタガード・バスレフ方式
メインウーハーとボトムウーハーを独立したキャビネットに収め、それぞれのチューニング周波数をずらした(スタガード)2つのバスレフ低音を合成する独自のスタガード・バスレフ方式※4を採用。オブリコーンによる独自のスピーカーユニット配置方式であるオブリークオムニアレイ配置※5による滑らかな放射特性とあいまって、明瞭な低音域の音階と豊かな量感・躍動感を実現します。

3.「口径25mmオブリハードドームツィーター」搭載
「SX-L」シリーズのフラッグシップモデル「SX-L9」で開発した、カーボングラファイトによるオブリドーム振動板採用のツィーターを搭載。素材の共振を低減させた独自の形状と、1.55Tにもおよぶ強力なアルニコ内磁型磁気回路による駆動で、極めて透明で自然な超高域再生を実現します。

4.高音質と高品位な外観を両立させた高強度トールボーイ型キャビネット
フロント部30mm、天板28mm、側面24mm、背面21mm、そして底部は94mmと板厚を変え共振分散を図ったスリムトールボーイ型キャビネットには、高品位な光沢塗装仕上げを施したホワイトシカモア突き板フロントバッフルと、その他の面にはメープルの突き板貼りを採用。加えて、側板の縦方向の稜線部は前後とも曲面加工を施し、音の放射特性を向上させました。
※1 〜 5は「解説」を参照ください。

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<企画意図>
 ハイクオリティな音質と多彩な記録フォーマットを持つDVDオーディオの再生や、DVDビデオのデジタルソースによるホームシアターシステムに最適なスピーカーシステムとして、当社では1999年より「SX-L」シリーズを展開し、数多くのユーザーから高い評価を得ています。
 今回当社は、独自の音響テクノロジーで、音楽の中心となる基音帯域をカバーする18cmメタルオブリコーン採用のメインウーハー&ボトムウーハー搭載のスピーカーシステム「SX-L77」を発売します。本機は独自のメタルオブリコーンや、内磁型アルニコマグネット磁気回路、カーボングラファイトによるオブリドームツィーター、光沢塗装仕上げを施した突き板貼り高強度キャビネットなど、長年培ったテクノロジーで磨きをかけ、高品位な音楽再生、ハイエンドのホームシアター再生など本物を求めるユーザーに新たな感動をもたらすモデルとして展開します。


<その他の特長>
軽量でロスの少ないEPDMフォームラバーエッジ採用
バイワイヤリング対応入力端子(Yラグ、バナナプラグ対応金メッキターミナル搭載)
厳選された高音質パーツ採用の高純度高音質ネットワーク


解説
※1. 「オブリコーン」について
コーンの中心をオフセンターすることにより、音質阻害要因を低減させる、当社独自のコーン形状です。
センター駆動コーン オブリコーン
「センター駆動コーン」 「オブリコーン」
※2. 「テスラ」について
単位面積当たりの磁気回路の強さを表す単位。
※3. 「ウェーバー」について
磁気回路全体の強さを表す単位。
※4. 「スタガード・バスレフ」について
メインウーハーとボトムウーハーを独立したキャビネットに収め、それぞれのチューニング周波数をずらした2つのバスレフ低音を合成する方式。
メインウーハー断面図

メインウーハー断面図
ボトムウーハー断面図

ボトムウーハー断面図

スタガード・バスレフ合成特性

スタガード・バスレフ合成特性
構造図

構造図
※5. 「オブリークオムニアレイ」について
互いのボイスコイルが近づく方向に配置した2つのオブリコーンウーハーの間にツィーターを配置することで非常に滑らかな放射特性が得られます。


<主な仕様>
種類 3 ウエイ3 スピーカー、バスレフ型防磁形(JEITA)
使用スピーカー 低域用 18 cm 純金プレーティング・バランスド・アルミオブリコーンスピーカー
中低域用 18 cm 純金プレーティング・バランスド・アルミオブリコーンスピーカー
高域用 2.5 cm 純金プレーティング・カーボングラファイト・オブリドームスピーカー
定格入力(JIS) 45 W
最大入力(JIS) 180 W
定格インピーダンス 6 Ω
再生周波数帯域 28Hz 〜 70,000Hz
出力音圧レベル 89 dB / W・m
クロスオーバー周波数 170Hz、3,000Hz
寸法 (横幅)253mm ×(高さ)1077mm ×(奥行)387mm
(フット、スピーカーターミナル、サランボード含む)
質量 38kg(1 本・本体)


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※:このページの内容は、報道発表日時点の情報です。その後、内容に変更が生じる可能性があります。
  また、ご覧になった時点で、生産・販売が終了している場合がありますので、あらかじめご了承願います



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