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日本ビクター(株)は世界初※1「10bitフルハイビジョン倍速液晶IPSパネル」を搭載し、倍速120コマ表示により、動きの速い映像でも“残像感をおさえたクッキリしたハイビジョン映像”が楽しめる、地上・BS・110度CS デジタルハイビジョン液晶テレビ“フルハイビジョン倍速液晶EXE(エグゼ)”「LT-47/42/37LH805」3機種を6月下旬より順次発売します。本機は、新開発ドライバーにより“倍速120コマ映像”の予測生成アルゴリズムを一段と高性能化させるとともに、画像処理能力を飛躍的に向上させた高画質エンジン「倍速GENESSA(ジェネッサ)」を搭載し、1秒あたり120コマ(通常の2倍のコマ数)の最適フルハイビジョン映像を実現します。
(※1…2007年5月24日現在(当社調べ))
品名 | シリーズ名 | サイズ | 型名 | 主な特長 | 希望小売 価格(税込) |
発売時期 | 月産台数 |
地上・BS・110 度CS デジタルハイビジョン 液晶テレビ |
フルハイビジョン 倍速液晶 エグゼ |
47V型 | LT-47LH805 |
「10bit フルハイビジョン 倍速液晶IPSパネル」搭載、 「倍速ジェネッサ」搭載 |
オープン価格 | 6月下旬 | 合計10,000台 |
42V型 | LT-42LH805 |
8月上旬 | |||||
37V型 | LT-37LH805 |
当社従来機に比べ約64倍の階調表現が可能な「10bitパネル」の搭載により、色再現範囲もNTSC比約85%から約102%※2へ大幅に拡大。横から見ても色ズレが少なく、広視野角のIPS液晶パネルとあいまって、自然で色鮮やかな映像を再現します。
(※2…u’v’色度図による)
※画像はイメージです。
通常1秒間に60フレーム(コマ)で構成されている映像に対して、新開発ドライバーが、独自の「高精度動き予測アルゴリズム」により、従来比5倍の周辺画像情報を分析し、世界初※1「10bit フルハイビジョン倍速IPS液晶パネル」に、通常の2倍にあたる120コマの最適フルハイビジョン映像を表示します。これにより、液晶の残像感の原因である「ホールド表示時間」を半減させ、スポーツ番組や文字テロップなど動きの速い映像もくっきり、リアルに再現します。
当社が開発し、臨場感あふれる高画質映像再現が高い評価を得ているCPU搭載映像処理専用LSI“映像知能”「GENESSA」。そのCPUの処理能力を飛躍的に向上させるとともに、画像の特徴検出精度をアップ。これにより、シーンに応じた映像最適化能力が大幅に向上し、通常の2倍にあたる120コマ/秒の最適フルハイビジョン映像を創造します。また、「倍速ジェネッサ」が映像シーンの輝度情報を細かく分析して「バックライト制御」を行うため、暗部の深い黒を引き締めながら最適なコントラストで“メリハリの効いた立体感のある映像”を再現します。
(※3…「MaxxAudio®」はWaves 社の特許です。「MaxxAudio®」はWaves 社の登録商標です。)
デジタル放送の高画質な映像ソースをはじめ、次世代DVDやブロードバンドによる映像配信などの普及により、ハイビジョン映像が身近なものとなり、これらをより楽しむために“大画面テレビの高画質化”に対するニーズはますます高まっていくと予測されます。そこで当社は、そのニーズに応えるとともに、快適な映像ライフを手軽に楽しめる液晶テレビとして、“フルハイビジョン倍速液晶EXE(エグゼ)”シリーズ3モデル「LT-47LH805/-42LH805/-37LH805」を企画・開発しました。
これまでに当社は、“動きの速い映像で感じるボヤケを軽減し、クッキリとした映像を再現する”液晶テレビとして、2005年10月、世界で初めて“1秒あたり120コマ駆動”を実現した「倍速液晶パネル」搭載液晶テレビ(37v型「LT-37LC70」)を発売。以降、当社「倍速液晶パネル」搭載モデルは、液晶テレビが苦手とする“動画応答性”を大幅に改善することで、「液晶テレビの新ジャンルを確立した」との高い評価を得ています。
今回発売する液晶テレビ3モデルには、世界初※1の「10bit フルハイビジョン倍速液晶IPSパネル」を搭載し、階調表現にすぐれ、かつ残像感を抑えたクッキリした高精細映像が楽しめます。また、新開発ドライバーによる倍速120コマ映像「予測生成アルゴリズム」を一段と高性能化させるとともに、画像処理能力を飛躍的に向上させた高画質エンジン「倍速GENESSA(ジェネッサ)」を搭載。14bit 処理により、通常の2倍にあたる1秒あたり120フレーム(コマ)の最適フルハイビジョン映像を再現します。
また、大画面映像の迫力にふさわしい音場を再生する「MaxxAudio(マックスオーディオ)」機能の搭載により、ワンランク上の高画質・高音質を実現しました。加えて、“人にやさしい簡単・便利機能”も強化し、2011年の地上アナログ放送停波(予定)に向けて買い替え需要の拡大が見込まれる中、お客様のさまざまなニーズに対応していきます。
DVDソフトに記録されている重低音を再現するために、音響心理学に基づき倍音の強さを演算し、低域の音質を向上させる「MaxxBass(マックスベース)」に加え、 プロオーディオで培われた技術を基にし、より質の高い音場再現を可能とした「MaxxAudio(マックスオーディオ)」を採用。また、新たに開発した独自の「ツインオブリコーンスピーカー」を左右独立したバスレフ構造BOXに内蔵。重低音から高音までトータルの音質を向上させ、ワンランク上の音場を実現します。
映像を見る部屋の明るさ(明るい部屋や暗い部屋)と、映像ソフトの内容(ドラマ・ニュース・スポーツ・映画など)に応じてボタンひとつの操作で、最適な画質と音質の同時設定(5モード※3)が可能です。(※3…5つのモードの種類:テレビ・シネマ・シアタークール・シアターウォーム・ダイナミック)
たとえば
従来機に比べ約20%スリムなフレームと、光沢仕上げのブラックフォルムにより、大画面映像をさらに際立たせるとともに、スピーカーをパネル下部に配置することで、コンパクトなデザインを実現しました。
(※4…NHK 放送技術研究所の技術協力を得て商品化しました。)
部屋の明るさに合わせ画面の明るさを自動調整する「EEセンサー」と、明るいシーンが多い時には自動的にピクチャーを絞り、まぶしさを抑える「オートピクチャー」を統合。暗い場面でも明るい場面でも目にやさしく、さらに消費電力も抑える機能です。
1本のケーブルでデジタル映像信号/音声信号をダイレクトに伝送可能なデジタルオーディオ/ビデオの新規格「HDMI端子」を搭載。高画質・高音質のまま、デジタルコンテンツが楽しめます。
また、入力端子3系統は1080pの信号にまで対応しています。
(※5…HDMI(High-Definition Multimedia Interface):次世代デジタルオーディオ/ビデオインターフェース規格。対応機器とケーブル1本の接続で劣化のない非圧縮デジタル映像とマルチチャンネル音声の伝送が可能です。)
HDMI Ver1.2a以降で規定されているHDMI CEC(Consumer Electronics Control)に対応。CEC対応のレコーダーやオーディオ機器と接続することにより、連動電源OFF(テレビの電源をOFF するだけで接続機器の電源もOFFになる)やDVD自動再生(DVDの再生を押すだけで、テレビの電源がONになり入力切換も自動で行う)が可能。接続機器をより便利に使えます。
家庭内のLANを用いてDLNA対応機器と接続する事で、リビングにあるレコーダーに録りためた映像コンテンツを別の部屋で視聴したり、PCに保存してある写真を大画面で楽しむことができます。
*デジタルメディアプレーヤーとして、DLNAの認証機関による認定を取得。
3・6・9 チャンネル分のチャンネル表示や、8日分の番組予約など、より使い勝手を向上させました。
(※6…「電子番組表は、米Gemstar-TV Guide International, Inc. が開発した「Gガイド」☆を採用しています。」)
☆:『Gガイド』は、Gemstar-TV Guide International, Inc. が知的財産権を保有する電子番組表(EPG)技術『G-GUIDE』をベースに株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG社)がサービス開発し、BS-i(株式会社ビーエス・アイ)と提携して日本国内で運用する電子番組表(EPG)で、現在地上波アナログ/ デジタル、BSアナログ/ デジタル、110度CSデジタル放送全てをカバーし、全国で展開しています。Gガイド、G-GUIDE、Gガイドロゴ、Gコード、G-CODE、およびGコードロゴは、米 Gemstar-TV Guide International, Inc.またはその関連会社の日本国内における登録商標です。)
使用頻度の高いボタンを大型化するとともに、文字の表示も大きくしました。さらに発信部を2個搭載することで、リモコンを斜めに持った状態でも操作ができるなど、操作性を一段と向上させました。
(※7…表示できる画像はJPEG形式(DCF準拠)で保存された画像に限ります。)
便利な生活関連サービスをテレビのリモコン操作ひとつで簡単に楽しめます。
[※8…「アクトビラ」ご利用についてのご注意]「アクトビラ」のご利用には、(ADSL、FTTH、CATV 等の)ブロードバンド接続環境が必要です。また、プロバイダーや回線事業者との契約・使用料が別途必要となります。「アクトビラ」の利用条件については別途「アクトビラ」ポータルにてご確認のうえご利用ください。[]マーク、[]および「acTVila」、「アクトビラ」は、テレビポータルサービス(株)の商標です。 (アクトビラに関する詳細は: URL:http://actvila.jp/)
型名 | 「LT-47LH805」 | 「LT-42LH805」 | 「LT-37LH805」 | |
電源 | AC100V (50/60Hz) | |||
表示部サイズ (幅×高さ×対角) |
47 V 型 (104.1cm × 58.6cm × 119.4cm) |
42 V 型 (93.1cm × 52.4cm × 106.7cm) |
37 V 型 (81.9cm × 46.2cm × 94.0cm) |
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表示画素数 | 約622 万ドット (水平1,920 ドット×垂直1,080 ドット× RGB3) |
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画面視野角 | 上下左右178 度 | |||
パネル輝度 (LCD モジュールのMAX 値) |
500cd/ ㎡ | |||
外形寸法(スタンドなし)(幅×高さ×奥行き) |
112.1cm × 72.7cm × 13.0cm | 100.7cm × 66.0cm × 12.9cm | 90.1cm × 60.1cm × 13.8cm | |
外形寸法(スタンドあり)(幅×高さ×奥行き) | 112.1cm × 77.4cm × 29.6cm | 100.7cm × 70.7cm × 29.6cm | 90.1cm × 65.1cm × 23.0cm | |
質量(テレビスタンド含む) | 30.2kg( 34.2kg ) | 24.4kg( 28.4kg ) | 未定 | |
消費電力 | 319W (リモコン待機時:0.2 W) |
255W (リモコン待機時:0.2 W) |
未定 | |
年間消費電力量 | 265 kWh/ 年 |
205 kWh/ 年 | 未定 | |
総合音声出力 | 10W+10W | |||
受信チャンネル | VHF:1 ~ 12ch、UHF:13 ~ 62ch、CATV:C13 ~ C38 地上デジタル:000 ~ 999ch (CATV パススルー対応) BS デジタル:000 ~ 999ch、110 度CS デジタル:000 ~ 999ch |
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入出力端子 | HDMI 入力 | 3 系統3 端子 | ||
D4 入力 | 1 系統1 端子 | |||
コンポーネント入力 | 1 系統1 端子 | |||
ビデオ入力 | 3 系統3 端子 | |||
i.LINK 入出力 | 2 系統(4 ピン、S400) | |||
LAN 端子 | 100 BASE-TX/10 BASE-T × 1 | |||
光デジタル音声出力 | 1 系統1 端子(AAC/2 ch リニアPCM) | |||
その他の端子 | モニター出力兼用録画出力端子、ビデオリモートコントローラー、 電話回線(2400 bps)、ヘッドホン端子 |
* i. LINK は、IEEE(Institute of Electronics and Electronics Engineers)1394-1995 およびその拡張仕様を示す呼称です。
i. LINK とi. LINK のロゴ「」はソニー社の商標です。
* HDMI(High-Definition Multimedia Interface)とは、HDMI Licensing, LLC の商標です。
* 未定としている仕様については、決定次第、弊社ホームページ http://www.victor.co.jp/で公開します。
液晶テレビは、パネル特性上、動きの速い映像などにおいて「残像感」が生じることで緻密な映像表現に不向きとされていました。これは、液晶の応答速度が不十分ということだけでなく、液晶パネルがホールド表示(1フレーム間映像を表示し続ける方式)であることに大きな原因があります。そのため、「パネル自体の応答速度改善」や「オーバードライブ手法」などの従来技術に頼るだけでは動きの速い映像の再現に限界がありました。
通常1秒間に60フレーム(コマ)で構成されている映像に対し、新開発ドライバーが、独自の「高精度動き予測アルゴリズム」により、従来比5倍の周辺画像情報を分析。新開発の「10bitフルハイビジョン倍速液晶IPSパネル」に、通常の2倍にあたる120フレーム(コマ)の最適フルハイビジョン映像を表示します。これにより、液晶の残像感の原因である「ホールド表示時間」を半減し、スポーツ番組や文字テロップなど動きの速い映像もクッキリ、リアルに再現します。
さらに、当社従来機に比べ約64倍の階調表現が可能な「10bitパネル」のため、色再現範囲もNTSC比約85%から約102%※2へと大幅に拡大。広視野角のIPS液晶パネルとあいまって、自然で色鮮やかな映像を再現します。
従来、動画性能評価について液晶パネル自体の応答速度を用いていましたが、この評価では液晶のホールド表示によって起きる残像感を比較することができませんでした。しかし、MPRT※測定法を用いると、人間が視覚的に感じる動画のボヤケをより正確に評価できます。下図は液晶パネルの応答速度とMPRT 値の関係を60Hzドライブと120Hzドライブについて示したものです。例えば、応答速度が8msの液晶パネルを使用した場合で比較すると、従来の60HzドライブではMPRT が約15msであるのに対し、新方式の120Hzドライブでは約10msに改善することができます。この数値は、従来の60Hzドライブの限界(応答速度0msのときのMPRT=約13ms)よりも残像感がなく、動画性能が優れていることを意味しています。
(※:MPRT…Moving Picture Response Timeの略で、人間が感じる応答特性を客観的に評価。)
当社は、長年培ってきた独自の高画質映像技術を1つのシステムLSIに統合し、世界初のCPU搭載映像処理専用LSI“映像知能”「GENESSA」を開発(2004年4月20日報道発表)。当社の薄型テレビの主要機種に搭載し、その臨場感あふれる感動の高画質映像が高い評価を得ています※。
(※「第12回LSI・オブ・ザ・イヤー」デバイス部門優秀賞を受賞)
そして今回、その「GENESSA」を、大画面フルハイビジョン時代に向けて、鮮鋭度、ノイズ処理を含む総合インテリジェント制御システムへ進化させた高画質エンジン「倍速GENESSA」を新たに開発し、「LT-47/42/37LH805」3機種に搭載しました。
「倍速GENESSA」は、画像の「特徴検出精度」や「処理能力」をさらに進化させることにより、シーンの特徴に応じた映像最適化能力を飛躍的に向上させ、1秒あたり120コマ(通常の2倍のコマ数)の最適フルハイビジョン映像を実現します。
1.階調の自動最適化を実現する「倍速インテリジェントγ(ガンマ)」搭載
画質調整専用CPUの処理性能のスピードアップ化により、同一シーンでの明暗部それぞれにおけるコントラスト調整能力がさらに向上。今まで見えにくかった部分もくっきり鮮やかに、より美しく臨場感豊かな映像を再現します。
2.記憶色を鮮やかに再現する「新カラークリエーション」搭載
人が美しいと感じる理想的な色の領域を確保し、次に輝度レベルを決定するビクター独自の手法で広範囲な色を再現。微妙な階調表現により、輝度アップにともなう白とびや暗いシーンでの黒つぶれなどを解消し、映像に立体感を生み出します。また、「10bitパネル」の採用により、色のグラデーションを大幅に改善。フェイストーンをきれいに再現します。
3.デジタル放送特有のノイズを大幅に低減させる「インテリジェントクリア」搭載
4.新3次元Y/C分離
コンポジット信号に加え、デジタル放送信号(コンポーネント信号)に残留するクロスカラーやドット妨害を除去。チラツキを抑えた見やすい映像を再現します。
5.第四世代ナチュラルプログレッシブ
縞模様など、動画の斜め線に発生するギザギザのジャギーを大幅に改善。また、緩やかな動きの画像で発生するジャギーやボヤケを低減し、なめらかで自然な映像を再現します。
商品に関するお問い合わせ先
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