ホーム > 報道資料 > 報道資料 2007年 > 今年で30回目を迎える、世界最大の市民ビデオ映像祭「TVF2008」、世界53の国と地域から2,010作品が集まる

今年で30回目を迎える、世界最大の市民ビデオ映像祭「TVF2008」、世界53の国と地域から2,010作品が集まる

2007年12月10日 報道発表

今年で30回目を迎える、世界最大の市民ビデオ映像祭「TVF2008」
世界53の国と地域から2,010作品が集まる
■ 20代までの若者世代を中心に、9~91歳の幅広い年齢層の作者が参加
■自己・家族を描いた作品、学校・教育現場で制作された作品が目立つ



 日本ビクター(株)が主催し、今年で30回目を迎える世界最大の市民ビデオ映像の祭典、「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)(後援:横浜市)に、世界53の国と地域から2,010作品(国内750作品/海外1,260作品)が寄せられました。
 今回の応募者の年齢は、最年少9歳から最年長91歳までの幅広い層に及びます。特に、20代までの応募は、全体の5割以上を占めています。国内の学生はもちろん、主に10代・20代をターゲットにした海外の映像祭との提携などにより、若い世代の応募は近年、ますます増えています。
 作品傾向としては、自己・家族関係を描いた作品や、身近な地域・社会で起こっている問題に目を向け、独自の視点で解決策などを探る作品が増えています。テーマも作り手も複合化し、着実に、個人・地域からの発信が広がっています。
 現在、審査委員(別項)により入賞作品の最終審査が行われています。入賞100作品(優秀作品賞:30作品、佳作:70作品)決定(2008年1月発表予定)の後、ホームページで入賞全作品の公開上映(同年1月予定)などを経て、「優秀作品賞」の中から「ビデオ大賞」「日本ビクター大賞」(各1 作品予定)を選出します。最終結果は、発表・表彰式(同年3月開催予定)にて発表します。

<TVF2007 in YOKOHAMA 集合写真>


ページの先頭へ戻ります

「TVF2008」応募の特徴と傾向

1.自己の内面や家族関係を描いた作品が目立つ

複雑化する人間関係を背景に、自分自身を振り返ったり、父と娘、母と息子などの家族関係のあり方を考え直したり、自己の内面を描こうとする作品が目立っています。親の年齢に近づいてはじめて親の気持ちを理解するなど、あらためて関係を再構築するような作品が多いのが特徴です。また、国内では、団塊世代以上のシニア層の応募も多く、いきいきとした「セカンドライフ」を描く作品や、「死」を直視して「生」を考える作品など、それぞれの作者の生き方や“人生観”が描かれています。


2.学校・教育現場におけるビデオ制作の広がり

学校・教育現場で、自分たちの身近な地域や社会で起こっている様々なテーマに目を向け、ビデオ制作を通じて、その問題点や解決策等を探っていく取り組みが活発化していることを背景に、その中でも中学生による質の高い作品が目立っているのが特徴です。近年の傾向として、小・中学校の総合学習や、大学のメディア・社会学部系の講義・ゼミなどで制作された作品が著しく増加しています。


3.身近な地域・社会問題に鋭く迫るジャーナリスティックな作品が定着

地域や商店街の活性化、まちおこし、伝統継承、環境問題などの地域における課題・問題を、個人やNPOなどの市民団体などが独自の視点で迫る、地域からの発信やジャーナリスティックな作品も多く寄せられています。海外作品では、日常的に直面する貧困、差別、格差、戦争など、政治や社会の問題に迫る作品が多いのが特徴です。

そのほか、自然や生物を、長期にわたり、じっくり観察した記録ビデオが例年以上に多く応募があり、円熟味も増してきました。


ページの先頭へ戻ります

入賞作品の選出および作品公開スケジュール

■入賞作品発表・公開上映

  • 2008年1月中旬に入賞100作品(優秀作品賞:30本、佳作:70本)を発表。
  • 全入賞作品は、当社ホームページにて公開予定。

■一般投票による「ピープル賞」の選出

ホームページで公開する全入賞作品の中から、一般投票(Web投票)により3作品を選出。


ページの先頭へ戻ります

「TVF2008 in YOKOHAMA」発表・表彰式の開催概要

TVF2008 in YOKOHAMA
  • 開催日:2008年3月2日(日)
  • 会場:パシフィコ横浜 会議センター メインホール
  • 主な内容:入賞作品の発表・表彰と、審査委員によるトークフォーラムなど。

*「TVF」ホームページ URL http://www.victor.co.jp/tvf/


■「TVF」(東京ビデオフェスティバル)について

  • 日本ビクター(株)が、1978年から毎年開催している国際的な市民ビデオ映像祭で、累積応募作品数は約5万本に及びます。ビデオ映像によるメッセージの伝達や自由な映像表現の可能性を広げるとともに、社会や生活に密着した映像文化の普及、振興を目的としています。
  • 応募作品は20分以内のビデオ作品であれば、テーマ・題材は自由です。またプロ、アマ、個人、グループ、国籍、年齢を問わず誰もが応募できるオープンイベントです。
  • 2004年には、企業・企業財団による優れたメセナ活動を顕彰する「メセナアワード2004」(主催:(社)メセナ協議会)のメセナ大賞部門において、映像開拓賞を受賞しました。
  • 「TVF2008」は、国内外のさまざまな映像祭と提携しています。

【国内】
「芦別ふるさとビデオ大賞」(北海道)/「湘南映像祭」(神奈川県)/「愛媛ビデオフェスティバル」(愛媛県)
【海外】
「The One Minutes」(オランダ)/「デジタルムービーコンテスト」(タイ)/
「JVC Video Festival 2007」(中国)
*当社の現地法人が主催する映像祭


■横浜市の後援について

「TVF」は昨年から、横浜市の後援により開催しています。これは、横浜市を発祥の地とし、現在も本社をこの地に置いている日本ビクターと、映像文化都市づくりを推進している横浜市が、「TVF」のコンセプトである「映像による文化交流」や「ビデオによる映像表現の可能性の追求」という共通の目的で一致し、実現したものです。


■「TVF2008」審査委員(50音順・敬称略)

大林宣彦
映画作家
小林はくどう
ビデオ作家
成安造形大学教授
佐藤博昭
ビデオ作家
日本工学院専門学校教員

椎名誠
作家
高畑勳
アニメーション
映画監督
羽仁進
映画監督

ページの先頭へ戻ります

付属資料

<「TVF2008」応募状況データ(速報)>






ページの先頭へ戻ります

関連情報

ページの先頭へ戻ります

お問い合わせ


ページの先頭へ戻ります
[2007年12月10日]