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鹿児島純心女子短期大学は、「聖母マリアのように神様にも人にも喜ばれる女性の育成」を建学の精神とする女子高等教育機関として、豊かな人間性と高い専門的能力を備えた人材を育成することを目的とし、能動的な学修ができる教育環境を整備してきました。
今回整備した大講義室は、式典や大学祭などの学内イベントを行うため、基本的な舞台照明機器と音響・映像機器が設置されていましたが、イングリッシュミュージカル等、同室を使用する授業の事前・事後の学修として、学生が自主的かつ積極的に使用できるインタラクティブ機能を有したオーディオビジュアル機器等を配置することにより、アクティブ・ステージとして新たに生まれ変わりました。
学生自ら容易に照明や音声の調整、動画の撮影・編集ができる教育環境を整備し、事前・事後の学修の充実を図るとともに、同室を使用する授業の形態が学生の協働学修を取り入れた主体的な学修を促すシラバスに転換していくことを目指しています。
また、情報教育の中でiPadなど新しいメディアや機器を積極的に活用していることから、同室のシステムの集中管理をiPadで制御可能にしました。すべての機器を学生自身が操作することで、情報とメディアを有効に活用する知識を習得し、情報活用能力を高めグローバルな職場環境にも対応できる人材教育へ展開することも目指しています。
導入後はじめてとなる今年度は、服飾デザイン実習やイングリッシュミュージカル等の授業で使用されたほか、関連授業の事前・事後の学修や学生の自主活動において、カメラのセットや照明の設定、音響・映像機器操作までを学生自ら行いました。
特に、3台のHDメモリーカードカメラレコーダーGY-HM650で構成したシステムは、演技等の様子を正面と左右から撮影・録画・再生できるため、その場で直ちに学生同志で演技やセリフをチェックしたり、教員の指導のもと改善に向けて協議したりするなどの協働学修の場を提供できました。
また、キャンパスネットワークを活用して学修成果の発表の様子を学内に配信しました。今後の活用の広がりが期待されます。
鹿児島市内に位置し、生活学科(生活学専攻、こども学専攻、食物栄養専攻)と英語科の2学科を置く1960年に設立された短期大学です。カトリック精神に基づく人格教育を行い、豊かな人間性と高い専門的能力を備えた人材を育成することを目的としています。