|
||||||||
アーカイブ情報1978年から2009年にわたり日本ビクター(株)主催で開催された「東京ビデオフェスティバル」の情報です。
大学の助教授である夫が、生活の中に持ち込んだオモチャの戦車を素材に、妻が2人の日常生活を語る。冬のある日、夫がオモチャの戦車を買ってきて遊び始めた。ラジコンで操られる戦車は小さな人形たちをなぎ倒し蹂躙する。そんな情景にビデオカメラを向け、遊びに興じる夫の様子や、友人たちの話を見聞きするうち、妻の目には、たわいのない日常のできごとが新しい意味をもって映り始めた。戦車を操る者と、それに賛否を唱える者、そしてそんな遊びをTVで傍観するだけの者とにある隔り。淡々とした生活の一コマをユーモラスかつシンボリックに描いた短篇。
|