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アーカイブ情報1978年から2009年にわたり日本ビクター(株)主催で開催された「東京ビデオフェスティバル」の情報です。
世界の54の国と地域から2,231作品(国内760、海外1,471)が寄せられた第31回東京ビデオフェスティバル「TVF2009」をビクター新橋ビルと横浜ランドマークホールで開催しました。応募者の方はもちろん、ご支援をいただきました方々に心よりお礼を申し上げます。2月21日の「入賞100作品上映会」から3月1日の「発表・表彰式」までの間を『TVFウィーク』と題した開催期間中には、世界中から熱心なビデオファンが会場に集いました。そして、31年にわたるTVFの閉幕については、市民による映像文化の発展に寄与してきたTVFに対する賞賛の声とともに、新しい何かを求める市民の熱い期待が寄せられ、TVFのフィナーレにふさわしい会となりました。 世界中のビデオファンに支え続けていただいた東京ビデオフェスティバルは、今回の第31回目を持ちまして、その活動に幕を下ろすこととなりました。長年に渡りご支援いただきましたことを心よりお礼申し上げます。 入賞作品全てを「自己・家族」、「地域・社会・生活」、「教育関連」、「創作・表現技術」の4つのカテゴリーに分けてビクター新橋ビルでプログラム上映会。5日間の開催期間中に多くの方々が来場され、作者との直接的な交流や様々な入賞作品を鑑賞されました。
審査委員の小林はくどう氏、佐藤博昭氏の両名が「市民ビデオにおける自己の内面表現」、「市民ジャーナリズムから映像教育まで」というテーマのもと、独自の視点で選んだ入賞作品を上映し、作品制作のヒントにもなる解説を加えたセレクション上映会を実施しました。
セレクション上映会の後には、翌日に控えた「発表・表彰式」の前夜祭として、入賞者交流会を開催。交流会は参加された入賞者の方々を一人ひとり紹介し、羽仁 進 審査委員の乾杯でスタート。入賞者同士の親交や審査委員との作品談義など、和やかな雰囲気の中で多くの人の輪ができていました。 最後のTVFということもあり、180名にのぼる入賞者の方々が集い、その熱い思いにより例年以上に盛況で記憶に残る交流会となりました。
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