記録映像の解像度、ファイルフォーマットおよびビデオフォーマットは、本機のメニュー画面から設定します。[メインメニュー]→[システム]→[記録フォーマット]で選択します。
●記録映像の解像度を[システム]項目でHDまたはSDの解像度で選択します。
●次にファイルフォーマットを[形式]項目で選択します。選択できるファイルフォーマットは、以下の4つです。
<HD>
●QuickTime(MPEG2):QuickTimeファイルフォーマット(.MOV)
●MP4(MPEG2):MP4ファイルフォーマット
●AVCHDファイルフォーマット
<SD>
●QuickTime(H.264): QuickTimeファイルフォーマット(.MOV)
その他、[解像度][フレーム数/画質][SDアスペクト比(SDの場合、16:9、4:3を選択可能です)]
詳細については、フォーマット一覧をご参照ください。
記録フォーマット | 備考 | ||
---|---|---|---|
形式 | 解像度 | フレーム数/画質 | |
QuickTime/MP4 | 1920x1080 | 60i(HQ) | |
30p(HQ) | |||
50i(HQ) | |||
25p(HQ) | |||
24p(HQ) | |||
1440x1080 | 60i(HQ) | ||
50i(HQ) | |||
60i(SP) | HDV互換 | ||
50i(SP) | HDV互換 | ||
1280x720 | 60p(HQ) | ||
30p(HQ) | |||
50p(HQ) | |||
25p(HQ) | |||
24p(HQ) | |||
60p(SP) | HDV互換 | ||
50p(SP) | HDV互換 | ||
AVCHD | 1920x1080 | AVCHD | Class4で記録可能 |
50i(HQ) | |||
60i(SP) | |||
50i(SP) |
[システム]項目を “SD” に設定時
[システム]項目を “SD”に設定時、ビデオフォーマットは下記のように固定されます。
記録フォーマット | 備考 | ||
---|---|---|---|
形式 | 解像度 | フレーム数/画質 | |
QuickTime | 720 x 480 | 60i | Class4で記録可能 |
業務用ビデオカメラの特長のひとつとして、ユーザーが使い勝手に応じて撮影ができるようユーザーボタンに機能を割り付けて使用することができます。メニューボタンを押し、[メインメニュー]→[カメラ機能]→[ユーザーボタン機能設定]→[USER1〜USER7]、[LCDキー▲][LCDキー▶][LCDキー▼][LCDキー◀]の11個のユーザーボタンに機能を割り付けることが可能です。
設定値:[なし、ゼブラ、マーカー、カラーバー、フォーカスアシスト、手振れ補正、フラッシュバンド補正、LCDバックライト、Lolux、AEロック、スポットメーター、顔検出、OKマーク、クリップカッタートリガー、バックアップトリガー、クリップレビュー、ピクチャーファイル読み込み、ホワイトバランス、プリセットズ−ム1、プリセットズーム2、プリセットズーム3]
蛍光灯や電球などの照明の色温度に応じてホワイトバランスを調整します。撮影の状況に応じて調整モードを選択できます。
<メモ>
本機の[FULL AUTO]スイッチが”ON”のときは、“FAW(Fulltime Auto White balance)”固定になり、被写体の照明色温度に応じて適切なホワイトバランスになるよう、自動的に調整します。
また本機は、色温度を2種類登録し、[]ボタンで色温度を切り替えることができます。(出荷時:“3200K”⇔”5600K”)。[]を押すたびに、色温度が切り替わります。(“PRESET色温度1”⇔“PRESET色温度2”)
設定値から選ぶ場合(色温度選択画面)十字ボタン(▲▼)で色温度を選択します。
[設定値:7500K、6500K、5600K、5200K、4800K、4200K、●3200K、3000K、2800K]
さらに細かい数値で設定したい場合(色温度詳細選択画面)
ユーザーボタンに[ホワイトバランス]を割り付けると、割り付けたユーザーボタンを押すと、色温度選択画面が表示されます。また、色温度選択画面と色温度詳細選択画面は、十字ボタン(▶)で切り替えられます。
その他の設定方法については、取扱説明書(モバイルユーザーガイド)をご参照ください。
http://manual3.jvckenwood.com/pro/mobile/jp/
『シリーズ』記録(工場出荷時)
GY-HM600/650は、撮影環境により2つのモード(拡張モード、標準モード)を選択できます。
屋外やライティングのしっかりした場所での撮影に適した標準モードと舞台やブライダルなど、ライティングの管理が難しく、明るさの足りない場所での撮影に適した拡張モードに設定が可能です。
その他の設定方法については、取扱説明書(モバイルユーザーガイド)をご参照ください。
http://manual3.jvckenwood.com/pro/mobile/jp/
GY-HM600/GY-HM650では、通常の記録モードのほかに、「プリレック」、「クリップコンティニュアス」、「フレームレック」、「インターバルレック」、「バリアブルフレームレック」の5つの特殊な記録方法があります。便利な機能もありますので是非、実機で試してみてください。
プリレックは、Recアタマの“一瞬の撮り逃し”ができないような場合に設定しておくと便利です。記録開始した時点より[プリレック時間]項目で設定した秒数(5秒/10秒/15秒)より前からの映像と音声を記録することができます。プリレックを使うことによって、記録開始操作が遅れてしまっても設定秒数内であれば、冒頭が欠けることなく記録することができます。
クリップコンティニュアスレックは、連続して撮影したクリップが別ファイルで細切れにならないよう、まとめてひとつのクリップとして扱いたい場合に便利です。通常記録では、記録を停止すると記録開始から記録停止までの画像・音声とそれに付随するデータがひとつの“クリップ”として保存されますが、このモードでは記録開始から記録停止までを、数回分まとめてひとつのクリップにすることができます。記録停止時にRECボタンを“長押し”することでクリップが生成されます。
同じようなシーンを“一定時間”だけ繰り返し撮影したい場合に便利です。このモードでは、[Rec]ボタンを押すたびに記録が開始され、記録は設定したフレーム数(設定値:1フレーム/3フレーム/6フレーム)だけ行われます。フレームレックを停止させるには、RECボタンを“長押し”することでクリップが生成されます。
インターバルレックは、いわゆる“タイムラプス映像”記録として活用いただけます。このモードでは、[記録]→[一時停止]の動作を設定した時間間隔で繰り返します。記録は設定したフレーム数(設定値:1フレーム/3フレーム/6フレーム)だけ行われます。インターバル時間は設定した時間(設定値:1秒、2秒、5秒、10秒、30秒、1分、2分、5分、10分、30分、1時間)で行われ、記録停止操作を行なうまでをひとつのクリップとしてメディアに書き込むことができます。
※インターバルレックでは音声は記録されません。
サンプル映像
このモードで撮影すると、滑らかなスローモーション、クイックモーション映像が得られます。これは記録時のフレームレートを再生時のフレームレートと異なる設定にして撮影することによるものです。音声は記録されません。バリアブルフレームレックを有効にするには、以下2つの設定が必要です。
30/24/25を基準に、それより高いフレームレートでは“スローモーション”に。それより低いフレームレートでは“クイックモーション”になります。選択できる撮影フレームレートは、取扱説明書を参照ください。
サンプル映像
<セッティング:1280×960、30p(HQ)、フレームレート60>