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TVF2008

2007年6月20日 報道発表

今年で30回を迎える、世界最大の国際的なビデオコンテスト
「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)の作品募集を開始
~年齢・性別・プロ・アマを問わず世界中から作品が集う、オープン・イベント~
主催:日本ビクター株式会社/後援:横浜市


<「TVF2008」作品募集ポスター>


 日本ビクター(株)は、世界最大の国際的なビデオコンテスト、「TVF2008」(第30回東京ビデオフェスティバル)(後援:横浜市)の作品募集を6月21日(木)より、全世界の国や地域を対象に一斉に開始します。応募の締め切りは9月30日(日)。応募作品は、映画作家の大林宣彦氏や作家の椎名誠氏ら6名の審査委員によって審査され、2008年1月に入賞100作品を決定・発表します(予定)。
 また、受賞者の表彰と大賞作品の発表を行う「発表・表彰式」は、同年3月に横浜市で開催する予定です。


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■世界中の“誰もが参加できる”国際的なビデオコンテスト

 「TVF」は、1978年から当社が毎年実施している、国際的な市民ビデオ映像祭です。“誰もが参加できるオープン・イベント”をコンセプトに、年齢・性別・プロ・アマを問わず、世界中から作品を募集し、“ビデオによる映像表現の可能性の追求”と“映像による世界文化の交流”を目指しています。前回は、世界55の国と地域から過去最高の3,491作品(国内:841作品/ 海外:2,650作品)が参加。これまでに世界の約90の国と地域から累計約4万8千本もの作品が集まっています。


■30年にわたり、時代の変遷とともに歩んできた「TVF」

「TVF」を取り巻く環境は、30年間で大きく変わりました。

  • 大衆娯楽の象徴であるテレビは、リビング(メインテレビ)だけでなく、家族それぞれの個室(セカンド、サード…テレビ)へ。
  • レコーダー部が分離して合計重量が13kgもあったビデオカメラは小型・軽量化が進み、現在では500g程度のムービーへと進化。
  • 映像記録はアナログからデジタルへ。パソコンの普及を背景に、ビデオ編集もノンリニアに。
  • 世帯普及率が5%に満たなかったビデオデッキが必需品となり、さらにDVD、HDDの時代へ。
  • 90年代にインターネットが急速に普及。国内利用者数も約8,800万人規模に(平成18年「通信利用動向調査」(平成19年5月25日総務省発表)による推計)。
  • Web2.0時代を迎え、ブログ等による個人の情報発信機会が拡大。双方向コミュニケーションの時代となり、ビデオレターが動画ファイルによるネット送信へ。

 そして何よりも、テレビ局の放送を“見るだけだった人々”が、ビデオカメラを使って自作映像を記録したり、メッセージを伝える、ドラマを作るなど、“表現者”へと変わってきました。
 このような時代を背景に、「TVF」は一貫して、ビデオによる個人の情報発信やコミュニケーション手段としての可能性を追求しています。

<「TVF2007」集合写真>


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「TVF2008」開催概要

1.作品募集期間:

2007年6月21日(木)~ 9月30日(日) ※当日消印有効


2.募集作品:

20分以内のビデオ作品(メディアはミニDV、VHS/S-VHS/D-VHS、DVD-Rディスク、Blu-rayディスクに限る)。


3.テーマ/ ジャンル:

特に設定せず、自由な幅広い作品を募集。


4.審査委員(50音順・敬称略):

大林宣彦(映画作家)、小林はくどう(ビデオ作家、成安造形大学教授)、
佐藤博昭(ビデオ作家、日本工学院専門学校教員)、椎名誠(作家)、
高畑 勳(アニメーション映画監督)、羽仁進(映画監督)


5.賞

ビデオ大賞(1作品)
(グランプリ作品)
賞状、賞金50万円(「優秀作品賞」賞金含む)、TVF トロフィー
副賞:ビクターハードディスクムービー“エブリオ”
日本ビクター大賞(1作品)
(準グランプリ作品)
賞状、賞金40万円(「優秀作品賞」賞金含む)、TVF トロフィー
副賞:ビクターハードディスクムービー“エブリオ”
優秀作品賞(30作品) 賞状、楯、賞金10万円
佳作(70作品) 賞状、楯
※ 「ビデオ大賞」、「日本ビクター大賞」は「優秀作品賞」の中から選出されます。
ピープル賞(3作品)
※「ピープル賞」は、「優秀作品賞」「佳作」(計100作品程度)の中から当社ホームページ上で一般の方のWeb投票により選出されます。


6.発表・表彰式:

2008年3月開催予定。


7.作品送付先/ お問い合わせ先:

日本ビクター(株)TVF 事務局
〒105-0004 東京都港区新橋1-7-1 ビクタービル3F
Tel:03-3289-2815 / Fax:03-3289-2819

※詳細は、当社ホームページ内の専用Web サイトでもご覧いただけます。
<「TVF2008」Webサイト>  URL http://www.victor.co.jp/tvf/


■「TVF(東京ビデオフェスティバル)」とは?

  • 日本ビクター(株)が1978年から毎年1回開催している世界最大の市民ビデオ映像祭で、累積応募作品数は約4万8千本に及びます。ビデオ映像によるメッセージの伝達や自由な映像表現の可能性を広げるとともに、社会や生活に密着した映像文化の普及、振興を目的としています。
  • 応募作品は20分以内のビデオ作品であれば、テーマ・題材は自由です。また、プロ、アマ、個人、グループ、国籍、年齢、性別を問わず誰もが応募できるオープン・イベントです。
  • 前回「TVF2007」の発表・表彰式は、“映像文化都市づくり”を推進する横浜市の後援により、初めて同市で開催しました。今後もさらに連携を深め、ビデオを活用した社会貢献活動を推進していきます。

■「TVF」の最近の傾向

  • 学生を中心とした10~20代の若者たちからの応募が、全体の約5~ 6割を占めています。また、前3回の開催では、グランプリの「ビデオ大賞」を20代の日本人女性が受賞しました(前回は「ビデオ大賞」は特例で3作品を選出。うち1名が23歳の女性という結果)。
  • 海外、特にアジア諸国からの活発な応募が定着。特に前回は、中国から1,602作品(その前の開催の約4倍)が集まりました。家庭用ビデオカメラの普及拡大に加えて、表現機会の増加が影響していると考えられます。
  • 応募作品のジャンルは、ドキュメンタリーとドラマが中心(全体の約6~7割)。特に、“自分と家族”“自分と地域社会”など、身近な題材に当事者の視点で迫るドキュメンタリーが目立ちます。ドラマは“シリアス”“ほのぼの”“コメディ”とバラエティ豊富。その他、独特な世界観を醸し出すアート、デジタルからアナログまで技術・表現手法に凝ったアニメーションなども寄せられています。

■作品募集に合わせた「TVF2008」の主な活動

  • 「作品上映会」や「TVFセミナー」の開催を予定
    ビデオクラブを中心としたビデオ愛好家からビデオ制作に関心のある地域の参加者に対して、創作のヒントや表現技術の向上を目的に、入賞作品の上映やTVF審査委員による作品解説や作品制作のアドバイスを行なうなど、コミュニケーション活動を展開します。
  • 「TVF」の映像アーカイブを活用した『市民ビデオフォーラム』『市民ビデオワークショップ』を実施約30年にわたり、「TVF」に寄せられた膨大な映像アーカイブを活用した社会貢献活動の一環として『市民ビデオフォーラム』(ジャーナリストやメディア関係者をゲストに迎えたトークセッション)や『市民ビデオワークショップ』(ビデオ作品づくりのノウハウを学べるセミナー)を開催します。
  • 「映像教育実践セミナー」の開催
    教育現場や学校では、コミュニケーション能力や表現力の向上を目的にメディアを活用する取り組みが始まっています。そこで視聴覚・情報教育に携わる方々に向けたワークショップを実施します。
  • 地域コミュニティの活性化を応援
     自然保護や環境破壊の問題、伝統文化の継承などその土地ならではの地域コミュニティの活性化を目指した活動に対応し、全国各地の映像祭やインターネット放送局をはじめCATV局まで幅広く連携活動を推進していきます。
     その一環として、横浜市磯子区の滝頭地区では横浜市との協力により、地域・商店街・学校・家庭の連携による映像作品づくりを通じて、子どもの健全育成と地域コミュニティの確立や地域経済の活性化を目指す“滝頭ビデオフェスティバル”の開催を予定しています。

■世界に広がる「TVF」のネットワーク

「TVF」は世界各国の地域映像イベントに対し、共催・提携などの協力を行っています。


【協賛イベント】

  • 「芦別ふるさとビデオ大賞」(北海道)
  • 「湘南映像祭」(神奈川県)
  • 「愛媛ビデオフェスティバル」(愛媛県)
  • 「The One Minutes Jr.」(欧州) ※ 協賛および作品提携

【作品提携イベント】

  • 「NIPPON CONNECTION」(ドイツ)
  • 「西濃映像祭」(岐阜県)
  • 「香港アジア映画祭」(香港)

【当社海外現地法人のビデオフェスティバル】

  • 「デジタルムービーコンテスト」(タイ・JVC Sales & Service(Thailand)Co.,Ltd.)
  • 「JVC ビデオフェスティバル」(中国・JVC(China)Investment Co.,Ltd.)

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[2007年06月20日]