スクリーンの存在すら忘れてしまう、その場に映像が浮かび上がるような体験。観る者を包み込み、その世界に身をおいたような、不思議な没入感。2Kでは体験しえない、4Kならではの新しい感動がここにあります。
JVCの映像処理技術は、作品それぞれの微妙なニュアンスや映像特性までも表現し、よりリアルで臨場感あふれる4K映像※をホームシアターでお楽しみいただけます。
JVCでは独自のe-shiftテクノロジーにより、1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増して4K映像を実現しています。今回、新たに光学エンジンを見直し、平面性や透過率を向上させたe-shift2テクノロジーの搭載により、精細感や周辺のフォーカス感を飛躍的にアップさせることに成功しました。JVCの超解像度4Kなら画面のすみずみまで高精細で臨場感溢れるダイナミックな映像をお楽しみいただけます。
フルHD解像度の映像を4Kプロジェクターで美しく再現するには、優れた映像処理技術が欠かせません。JVCは、独自の画像処理アルゴリズムによる映像処理技術をさらに進化させた新開発4Kスケーリングエンジンを搭載し、フルHD映像を高精細かつ高画質な4K映像へ変換します。
「Multiple Pixel Control」では、フレーム内にて従来モデル※の10倍以上の広範囲エリアの高精度信号を検出し、さらに検出範囲を従来の2バンドから8バンドに細分化し、高精度なフィルタリングを実現。検出結果にもとづき、背景ボケやフォーカス感をダイナミックに独立制御し、映像特性に適した映像を生成しています。さらに、映像の特性に適した映像処理を行なう「4Kプロファイル」を5種類用意し、それぞれの映像らしさを活かした高品位な映像再現を可能にしています。
画像成分の検出範囲を従来の6×6ピクセルから21×21ピクセルへと10倍以上に大幅に拡大、フレーム内にて幅広い信号帯域の検出を可能にしました。微細な情報ももれなく検出し、より自然でリアルな映像を実現します。
検出帯域分割を従来の2バンドから8バンドに細分化した高性能フィルター処理を行い、様々な帯域に応じた高精細な映像表現を可能にしています。
ワイドレンジ、高性能フィルター処理の効果 (イメージ)
高精度な検出結果にもとづき、背景ぼけやフォーカス感をダイナミックに独立制御することが可能になり、自然で立体感のある表現豊かな4K映像を生成します。
Multiple Pixel Controlでは、視聴する映像に応じて5種類のプロファイルを用意しています。
コンテンツタイプ | 内容 |
---|---|
フィルム | フィルムで撮影されたBlue-ray Disc作品を鑑賞するとき |
高解像度 | Blu-ray Disc 作品を鑑賞するとき |
HD※1 | TV放送および放送録画作品を鑑賞するとき |
SD※2 | DVD作品またはSD画質で放送された作品を鑑賞するとき |
ダイナミック | より映像効果を楽しみたいとき |
オフ | オリジナルの解像度(2K)で表示したいとき |
※1:HDとは、High Definitionの略称です。
※2:SDとはStandard Definitionの略称です。
映像の特性に適した「4Kプロファイル」をベースに、よりお好みにあった高品位な映像を実現するための独自の解析画面を搭載しています。解析用マルチバンドフィルターを通して周波数帯域別に色別された解析画面を確認しながら、映像にあった調整項目を選択し、お好みにあった効果的な映像処理を実現します。
より表現豊かな映像を実現するために3種類の調整機能を用意しています。4K映像だけでなく、4Kプロファイルをオフすることでオリジナルの解像度(2K)でも調整が可能です。
調整機能 | 設定範囲 | 調整内容 |
---|---|---|
エンハンス | 0~100 | 鮮鋭感が増し、よりシャープな画質になります。 |
ダイナミックコントラスト | 0~100 | コントラスト感が増し、よりメリハリのある画質になります。 |
スムージング | 0~100 | ぼかし感が増し、より滑らかな画質になります。 |
「ピクセル アナライザー」 では、解析画面の表示色によって効果のあらわれやすい調整項目をあらかじめ把握することができます。※色表示は4Kプロファイルに応じて異なります。
表示色 | 調整項目 | ||
---|---|---|---|
エンハンス | ダイナミックコントラスト | スムージング | |
白 | 強 | 中 | - |
シアン | 強 | - | - |
マゼンダ | 中 | 中 | - |
青 | 中 | - | - |
緑 | 弱 | - | - |
黄 | 弱 | 中 | - |
赤 | - | 中 | 弱 |
黒 | - | - | 中 |