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兵庫県立柏原病院は結核療養所からスタートし、1980年代からは丹波地域(丹波市・篠山市)の丹波保険医療健の中核病院・総合病院として整備されました。近年の医師不足により一時、診療機能の低下を余儀なくされてきましたが、2009年4月、県と神戸大学の協力により医師の復帰が図られ、徐々に診療機能を回復。消化器・循環器をはじめとする専門領域の治療に加えて総合診療、救急診療、がん診療(地域がん診療連携拠点病院)の総合病院へと成長し、地域医療への貢献を果たしています。
内科医長(循環器) 河﨑悟医師は、以前の勤務先病院で「デジタルインターカム」を使用されていました。その際、Angio(アンギオ:血管造影)でのカテーテル手術で、立ち位置を変えることなく医療スタッフとのコミュニケーションが図れることや、離れた場所からレントゲンモニターを見ながら、大勢の研修医に指導できることなど、そのメリットを存分に体感。柏原病院でも大いに活用できる、と考えられデジタルインターカムWD-3000シリーズの導入が決定されました。
以前、アナログインターカムを使用していた際、通話の切り替え時にノイズが発生し、通話がスムーズに行えなかった経験からノイズが少なく音質の良いデジタルインターカムを選定しました。医療現場では両手が使えるハンズフリー通話は必須。また、常時接続で同時通話が可能なことは大きなメリットがありました。
「インターカムを導入して一番良かったのは、『スタッフ同士のコミュニケーション』が円滑になったこと。特にカテーテル手術は医師、放射線技師、臨床工学士、看護師の6、7名で行われるため、スタッフのコミュンケーションはとても重要なのです。」
「また、局部麻酔の手術は、患者さんの意識がハッキリしているので時によっては医師とスタッフの会話が患者に聞こえ、不安を与えてしまうこともあります。そんな際もインターカムを使っていれば患者さんには医師とスタッフの会話はほとんど聞こえないため、不必要な不安を与えることも無くなりました。」
「インターカムはカテーテル手術において大変重要な機器だと考えます。今後、カテーテル手術の『定番』になって来るのではないでしょうか。」
1953年、県立療養所柏原荘(結核300床)として設立。1973年、救急病院として告示を受け「県立柏原病院」に名称変更。その後、総合病院の名称承認を受け、丹波地域の中核病院として、へき地医療拠点病院として地域医療へ貢献。