テレジン捕虜収容所で発見された4000枚の絵。それはナチスドイツに殺された15000人もの幼いユダヤの子供たちが残したものでした。札幌で公開された「テレジンの幼い画家たち展」をきっかけに、高校生たちは暗い歴史を紐解いていきます。汚れたボール紙に、ペンや毛糸のキレ端で描かれた「楽しかった思い出」や「空想の世界」。飢えと恐怖の中で死んでいった幼い子供たちの無垢な絵は、今もその悲惨さを告発し続けています。